農林中金-NZAM・ベータ・日経225

 

 

農林中金-NZAM・ベータ・日経225(以下、NZAM・ベータ・日経225)は、農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

NZAM・ベータ・日経225は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(日経225インデックス・マザーファンド)を通じて行います。日経225インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、NZAM・ベータ・日経225もインデックス型の運用になります。

 

NZAM・ベータ・日経225の交付目論見書(2022年9月14日)はこちら

NZAM・ベータ・日経225の交付運用報告書(第2期:2021年12月13日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年2月13日
決済日毎年12月11日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1760%(税抜:年率0.1600%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日経平均株価(日経225)(配当込み)の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

日本の株式を主要投資対象とし、日経平均株価(日経225)(配当込み)に連動する投資成果を目指して運用を行う。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年7月末日時点)

設定からの期間2年半(2020年2月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒12,190円:△2,190円
トータルリターン(設定来)△14.75%(2022年9月30日)
純資産総額0.7億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△13.8%・△13.9%
2021年△9.2%・△9.2
収益率2020年△17.4%
2021年△6.4%
2022年▲2.5
NZAM・ベータ・日経225:交付目論見書より
NZAM・ベータ・日経225:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額0.7億円(2022.7.末)☆(Worst)
資産の流入出2021年:△41百万円
2020年:▲10百万円
2019年:
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:
全期間:△14.75%
期間割:△5.71%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:
信託報酬0.1760%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2021年:プラスマイナス0.0ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期11,376円から当期12,419円(前年比1,043円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円に満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:資産は流入傾向にありますが、流入額は非常に小さいです。
  • トータルリターン:平均年率5.71%。目に見えるリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.1760%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである日経平均株価(日経225)と全く同じでした。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

農林中金-NZAM・ベータ・日経225(以下、NZAM・ベータ・日経225)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年3月にかけて、米国の追加経済対策法案の成立や、ワクチン普及による経済正常化への期待感などを背景として上昇しました。2021年9、中国企業の信用不安や米国10年国債利回りの上昇を契機として下落しました。2021年11月下旬、新型コロナウイルスの変異株の感染拡大懸念から下落しました。

ファーストリテイリングや東京エレクトロンなどに代表される国内の株価の高い銘柄のトップ10だけで、純資産総額の30~40%程度を占めるため、分散投資には向いていませんが、リターンは得やすい運用となっています。業種としては電気機器が全体の約25%を占め、情報・通信業、小売業が約10%と続きます。

運用成績は、ファンドの規模や資産の流入状況は芳しくないものの、トータルリターンやコストパフォーマンスは及第点以上となっています。また、ベンチマークである日経平均株価(日経225)との連動性も良好で、第2期決済時点の乖離は全くないといった状況です。ただし、いずれの指標も設定からの期間が浅いため、今後の動向を見ていく必要があります。

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社が発行するつみたてNISA対応の投資信託は、まだまだ若い商品であるため、売買した場合でもしばらくは様子を見ていきたいところです。いずれもファンドの規模が小さく(純資産総額が小さく)、資産の流入もわずかですが、単純な運用方針とベンチマークに裏付けられた低コストを武器に、直近では高いリターンをたたき出しています。

 

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