三菱UFJ国際-eMAXIS バランス(4資産均等型)

 

 

三菱UFJ国際-eMAXIS バランス(4資産均等型)(以下、eMAXIS バランス(4資産均等型))は、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

eMAXIS バランス(4資産均等型)は、4つの資産(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つのの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等(4分の1ずつ)です。

4つの資産への投資は、4つのマザーファンド(TOPIX・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、日本債券インデックス・マザーファンド、外国債券インデックス・マザーファンド)を通じて行われます。4つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、eMAXIS バランス(4資産均等型)もインデックス型の運用になります。

 

eMAXIS バランス(4資産均等型)の交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

eMAXIS バランス(4資産均等型)の交付運用報告書(第7期:2022年1月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2015年8月27日
決済日毎年1月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を含む先進国の株式および債券市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色②

主として、対象インデックスに採用されている日本を含む先進国の株式および公社債に投資を行う。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。

基本投資割合

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

eMAXIS バランス(4資産均等型)は、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間7年(2015年8月27日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,176円:△4,176円
トータルリターン△43.42%(2022年10月31日)
純資産総額53.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△10.0%・△10.6%
2021年△6.8%・△7.7%
2022年△6.4%・△7.0%
収益率2018年▲7.7%
2019年△12.7%
2020年△5.6%
2021年△12.5%
2022年▲0.5%
eMAXIS バランス(4資産均等型):交付目論見書より
eMAXIS バランス(4資産均等型):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額53.6億円(2022.7.29)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△1,276百万円
2020年:△824百万円
2019年:△597百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.01%
全期間:△43.42%
期間割:△6.06%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△21.07%
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.83☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:8.46☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内および外国の株式の市場が上昇したことなどがプラスに要因となりました。結果、前期12,807円から当期13,631円(前年比824円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円のボーダーラインは超えていますが、まだまだ安心できる数字ではありません。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:平均年率6.06%。大きなリターンは期待できませんが、バランス型の投資信託としては及第点に達しています。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。インデックスファンドの中ではやや重く感じる数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである4指数合成ベンチマークを0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅は小さいです。

 

総評

三菱UFJ国際-eMAXIS バランス(4資産均等型)(以下、eMAXIS バランス(4資産均等型))は、4つの資産(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つのの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等(4分の1ずつ)です。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年9月中旬にかけて、衆議院の早期解散報道で追加経済対策への期待が高まったことや、新型コロナウイルスのワクチン接種普及による経済正常化への期待などにより上昇しました。2021年10月から期末にかけて、中国の恒大集団を巡る債務問題への懸念や、米国の長期金利の上昇などを背景に下落しました。当ファンドの投資対象である外国の株式は、世界的なインフレーションや金融引締への警戒などを受けて下落する局面もありました。しかし、当期を通して堅調な経済指標や企業決算などが支援材料となりました。当ファンドの投資対象である国内の債券は、期首に日銀の金融政策点検に対する警戒感などから下落しました。その後、新型コロナウイルスの感染再拡大による景気回復の後ずれ懸念などから一時的に上昇しましたが、期末にかけて、米国の利上げ前倒し観測の高まりなどから反落しました。当ファンドの投資対象である外国の債券は、期中に新型コロナウイルスの感染再拡大による景気の先行き懸念を背景とした金利の低下などにより、一時的に上昇する局面もありましたが、経済正常化期待や利上げ観測を背景として下落しました。全体として、債券市場が下落したものの、そのマイナスを株式市場の上昇が相殺しました。

運用成績は、総じて平凡です。良い意味でバラン型の投資信託らしい数字になっています。純資産総額はやや小さいものの、30億円のボーダーラインは超えていますから、ひと先ずは安心してもいいでしょう。資産も流入傾向にありますから、今後はさらに安定していくと思われます。トータルリターンはバランス型の投資信託ならではの数字となっています。リターンは小さいものの、安全性や分散性に優れているため、シャープレシオは平均な的数字となっています。

株式と債券の投資比率が1:1であるため、安定的な運用が可能となっています。信託報酬は税込み0.5500%でインデックスファンドとしては少し重く感じるかもしれませんが、分散性と将来性を見込めば、そこまで大きな問題ではありません。

 

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