りそなAM-つみたてバランスファンド

 

 

りそなAM-つみたてバランスファンド(以下、つみたてバランスファンド)は、りそなアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンドの方式のインデックスファンドです。

つみたてバランスファンドは、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、外国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに8つの資産を代表する指数を合わせた(8指数)合成ベンチマークを採用しています。

8つの資産への投資は、8つのマザーファンド(RM・国内株式・マザーファンド、RM・先進国株式・マザーファンド、RM・新興国株式・マザーファンド、RM・国内債券・マザーファンド、RM・先進国債券・マザーファンド、RM・新興国債券・マザーファンド、RM・国内リート・マザーファンド、RM・先進国リート・マザーファンド)を通じて行います。8つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、つみたてバランスファンドもインデックス型の運用になります。

 

つみたてバランスファンドの交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

つみたてバランスファンドの交付運用報告書(第5期:2022年7月25日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年10月26日
決済日毎年7月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2145%(税抜:年率0.1950%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の長期的な成長を目標として運用を行う。

 

特色①

国内、先進国、新興国の株式・債券、国内および先進国の不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象とし、各資産を代表する指数を「基本的資産配分」で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指す。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。
JPモルガン・エマージング・マーケット・ポンドインデックス・プラス
JPモルガンが算出する新興国の公債のパフォーマンスを表す指数です。
JPモルガン・ガバメント・ポンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ダイバーシファイド(JPモルガン・GBI-EMGD)
JPモルガンが算出する新興国債券の市場動向を表す指標です。新興国の現地通貨建てで発行されている債権の時価総額を加重平均して指数化しています。
東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。
S&P 先進国REITインデックス
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する先進国の不動産投資信託(REIT)の動向を表す指数です。REIT市場がある先進国のうち、時価総額や流動性などの基準を満たす銘柄を基準とした時価総額加重平均で算出しています。

 

特色②

各マザーファンドを通じて、国内、先進国、新興国の株式、債券ならびに国内、先進国の不動産投資信託証券(REIT)への投資を行う。

基本投資比率

 

特色③

実質組み入れ外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジは行わない。

 

特色④

購入時手数料のないノーロード型のファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

つみたてバランスファンドは、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間5年(2017年10月26日~)
基準価額の増減10,000円⇒13,044円:△3,044円
トータルリターン△31.01%(2022年10月31日)
純資産総額242.5億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△0.0%・△0.8%
2021年△22.8%・△23.7%
2022年△2.5%・△3.1%
収益率2018年▲7.9%
2019年△16.3%
2020年△3.4%
2021年△15.8%
2022年▲0.8%
つみたてバランスファンド:交付目論見書より
つみたてバランスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額242.5億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△6,699百万円
2020年:△4,991百万円
2019年:△3,662百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△6.85%
全期間:△31.01%
期間割:△6.20%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△21.36%
信託報酬0.2145%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.61☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:11.28☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことがプラスに寄与しました。結果、前期12,671円から当期12,987円(前年比316円)に上昇しました。
  • 純資産総額:200億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しており、流入額は年々大きくなっています。
  • トータルリターン:平均年率6.20%。バランス型の投資信託としては平均的な数字です。
  • 信託報酬:税込み0.2145%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである8指数合成ベンチマークを0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや小さいです。

 

総評

りそなAM-つみたてバランスファンド(以下、つみたてバランスファンド)は、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、外国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに8つの資産を代表する指数を合わせた(8指数)合成ベンチマークを採用しています。

8つの資産の組み入れ比率は、均等型ではありませんが、バランスが取れています。同じ委託会社が発行する商品の中では、りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定成長型)(以下、Smart-i 8資産バランス(安定成長型))に近いかたちとなります。2ファンドとも株式:債券:不動産投資信託(REIT)の投資割合が5:4:1となっています。

ただし、つみたてバランスファンドとSmart-i 8資産バランス(安定成長型)を比べると、若干ですがつみたてバランスファンドの方が見劣りします。特に、リターンは2ファンド間で年率2~3%程度開きがあります(Smart-i 8資産バランス(安定成長型)の方が大きい)。原因は、Smart-i 8資産バランス(安定成長型)では資産の50%を先進国の株式に投資しているのに対し、つみたてバランスファンドは20%程度で、先進国株式よりも国内株式への投資割合が大きくなっています。

一方、運用成績自体はそれほど悪くありません。むしろ、全体的に良好な数字です。トータルリターンはSmart-i 8資産バランス(安定成長型)にやや劣りますが、バランス型の投資信託としてみれば平均的です。低コストで分散性の高い優秀なファンドです。

 

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