りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定型) / りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定成長型) / りそなAM-Smart-i 8資産バランス(成長型)

 

 

Smart-i 8資産バランスシリーズは、りそなアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定型)(以下、安定型)、りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定成長型)(以下、安定成長型)、りそなAM-Smart-i 8資産バランス(成長型)(以下、成長型)は、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、外国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)を投資対象とする投資信託です。8つの資産の投資比率は、3ファンド間で異なり、安定型は安定型資産の配分が高く、成長型はリスク型資産の配分が高く、安定成長型がその中間の配分となっています。

8つの資産への投資は、9つのマザーファンドを通じて行います。9つのマザーファンドはいずれもインデックスファンドであるため、安定型、安定成長型、成長型もインデックス型の運用になります。

 

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型)の交付目論見書(2022年6月25日)はこちら

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型)の交付運用報告書(第4期:2022年3月25日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2018年3月27日
決済日毎年3月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジあり(部分)
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)
安定型・安定成長型・成長型
日々の純資産総額に年率0.1760%(税抜:年率0.1600%)・年率0.1980%(税抜:年率0.1800%)・年率0.2200%(税抜:年率0.2000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の長期的な成長を目標として運用を行う。

 

特色①

国内、先進国、新興国の株式・債券ならびに国内および先進国の不動産投資信託(REIT)を実質的な投資対象資産とする。

マザーファンド

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。
JPモルガン・エマージング・マーケット・ポンドインデックス・プラス
JPモルガンが算出する新興国の公債のパフォーマンスを表す指数です。
JPモルガン・ガバメント・ポンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ダイバーシファイド(JPモルガン・GBI-EMGD)
JPモルガンが算出する新興国債券の市場動向を表す指標です。新興国の現地通貨建てで発行されている債権の時価総額を加重平均して指数化しています。
東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。
S&P 先進国REITインデックス
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する先進国の不動産投資信託(REIT)の動向を表す指数です。REIT市場がある先進国のうち、時価総額や流動性などの基準を満たす銘柄を基準とした時価総額加重平均で算出しています。

 

特色②

運用目的やリスク許容度に合わせて、3つのファンドから好みの運用タイプを選ぶことができる。

基本投資比率

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より

 

特色③

基本的資産配分は、原則として、年1回見直す。

 

特色④

実質組み入れ外貨建て資産の一部について、対円での為替ヘッジを行う。

 

特色⑤

購入時手数料のないノーロード型のファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

Smart-i 8資産バランス(安定型)、Smart-i 8資産バランス(安定成長型)、Smart-i 8資産バランス(成長型)は、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年3月31日時点)

設定からの期間4年(2018年3月27日~)
基準価額の増減安定型   10,000円⇒11,702円:△1,702円
安定成長型 10,000円⇒13,509円:△3,509円
成長型   10,000円⇒14,783円:△4,783円
トータルリターン安定型   △12.65%(2022年6月30日)
安定成長型 △29.19%(2022年6月30日)
成長型   △40.65%(2022年6月30日)
純資産総額安定型   39.2億円
安定成長型 55.6億円
成長型   49.3億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)
安定型・安定成長型・成長型
2020年▲0.8%・▲6.6%・▲10.2%
2021年△10.9%・△26.2%・△37.0%
2022年△3.3%・△10.2%・△15.0%
収益率
安定型・安定成長型・成長型
2018年▲1.1%・▲3.1%・▲4.5%
2019年△8.5%・△14.6%・△18.5%
2020年△3.6%・△4.1%・△4.7%
2021年△7.1%・△16.9%・△23.6%
2022年▲1.7%・▲0.1%・△0.9%

安定型

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より
Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より

安定成長型

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より
Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より

成長型

Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より
Smart-i 8資産バランス(安定型・安定成長型・成長型):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

安定型

項目数値評価
純資産総額39.2億円(2022.3.31)☆☆(Danger)
資産の流入出2021年:△1,300百万円
2020年:△1,412百万円
2019年:△529百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△2.74%
全期間:△12.65%
期間割:△2.98%
☆☆(Danger)
騰落率直近3年:△8.36%
信託報酬0.1760%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.59☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:4.64☆☆☆☆☆☆(Small)

安定成長型

項目数値評価
純資産総額55.6億円(2022.3.31)☆☆☆(Bad)
資産の流入出2021年:△2,129百万円
2020年:△1,274百万円
2019年:△656百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.47%
全期間:△29.19%
期間割:△6.87%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△22.57%
信託報酬0.1980%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.78☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:9.64☆☆☆☆☆(Slightly Small)

成長型

項目数値評価
純資産総額49.3億円(2022.3.31)☆☆☆(Bad)
資産の流入出2021年:△1,872百万円
2020年:△877百万円
2019年:△514百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△10.63%
全期間:△40.65%
期間割:△9.56%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△32.69%
信託報酬0.2200%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.82☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:12.93☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、安定型は前期11,256円から当期11,627円(前年比371円)に上昇し、安定成長型は前期12,096円から当期13,335円(前年比1,239円)に上昇し、成長型は前期12,633円から当期14,533円(前年比1,900円)に上昇しました。
  • 純資産総額:3ファンドとも30億円前後の小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3ファンドとも3年連続で資産が流入しています。流入額は単年で10億円を超えることもあります。
  • トータルリターン:安定型は平均年率3%前後、安定成長型は平均年率6%前後、成長型は平均年率9%前後。成長型はバランス型の投資信託の中ではリターンが大きい部類に入ります。。
  • 信託報酬:安定型と安定成長型は税込み0.1%台、成長型は税込み0.2%台前半。3ファンドとも十分に低コストと言えます。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:3ファンドともリスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:3ファンドともブレ幅は小さい傾向にあります。

 

総評

りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定型)(以下、安定型)、りそなAM-Smart-i 8資産バランス(安定成長型)(以下、安定成長型)、りそなAM-Smart-i 8資産バランス(成長型)(以下、成長型)は、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、外国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)を投資対象とする投資信託です。8つの資産の投資比率は、3ファンド間で異なり、安定型は安定型資産の配分が高く、成長型はリスク型資産の配分が高く、安定成長型がその中間の配分となっています。

各資産の組み入れ比率は、3ファンド間で異なります。安定型は純資産総額に対して約70%が安定型資産で構成され、成長型は純資産総額に対して約65%がリスク型資産で構成されるという対照的な比率となっています。一方、安定成長型は株式50%、債券40%、不動産投資信託(REIT)10%と、安定型と成長型の中間に近い比率となっています。地域・国別の組み入れ比率は、国内や外国の定性的な偏りはなく、ファンドの運用計画に応じて適切な資産を組み入れています。安全型では国内債券がより安定しているため、相対的に国内資産比率が大きくなっていますが、成長型では先進国株式の成長性が高いため、資産の50%程度が先進国株式で構成されています。

運用成績は、3ファンドともバランス型の投資信託の特徴を反映しています。分散性に優れ、いわゆるローリスク・ローリターンの商品となっています。ただし、安定成長型で一般的なバランス型の投資信託のリターン(5%程度)よりも大きく、成長型に至っては、年率10%に届きそうな数字です。純資産総額はそれほど大きくありませんが、資産の流入状況が良好であるため、今後もファンドの成長が期待できそうです。

つみたてNISA対応の8資産型のバランスファンドは、「8資産均等型」であるものも多く、当ファンドのように独自の基本投資配分を設けているものはそう多くありません。加えて、信託報酬は8資産均等型と比べても遜色はありません。ここに当ファンドの価値があります。

また、現時点(2022年3月)では、3ファンド間の経過にも大きな違いはありません。そのため、安定型、安定成長型、成長型の選択は個人の好みやポートフォリオ次第になってきます。どのファンドを選んでも、比較的リスクの小さな投資が可能です。

 

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