楽天-楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))

 

 

楽天-楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))(以下、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、楽天投信投資顧問株式会社(委託会社)のファミリーファンドの方式のインデックスファンドです。

楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)は、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。そのため、先進国の株式を中心に世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

世界の株式への投資は、3つの上場投資信託証券(ETF)(バンガード・トータルワールド・ストック・ETF、バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF、バンガード・インターナショナル・ストック・ETF)を通じて行います。3つの上場投資信託証券(ETF)はすべてインデックスタイプであるため、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)もインデックス型の運用になります。

 

全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))の交付目論見書(2022年10月14日)はこちら

全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))の交付運用報告書(第5期:2022年7月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年9月29日
決済日毎年7月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1320%(税抜:年率0.1200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行う。

 

特色①

日本を含む全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目指す。

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
FTSE社が算出する世界株式の株価指数です。大型株、中型株、小型株まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均で算出されます。構成銘柄はおよそ8,000~9,000銘柄にも及びます。

 

特色②

上場投資信託証券(ETF)を主要投資対象とし、対象指数に連動することを目指す。

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

特色④

効率的な運用を行うために、投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合がある。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間5年(2017年9月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,344円:△6,344円
トータルリターン△69.09%(2022年10月31日)
純資産総額1,949.3億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△2.9%・△3.0%
2021年△39.7%・△40.6%
2022年△3.4%・△4.0%
収益率2018年▲12.6%
2019年△25.8%
2020年△8.9%
2021年△32.0%
2022年▲1.5%
楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)):交付目論見書より
楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額1,949.3億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
資産の流入出2021年:△60,248百万円
2020年:△24,074百万円
2019年:△12,204百万円
☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
トータルリターン直近3年:△16.01%
全期間:△69.09%
期間割:△13.59%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△51.86%
信託報酬0.1320%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.89☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:18.07☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期15,203円から当期15,717円(前年比514円)に上昇しました。
  • 純資産総額:2,000億円間近の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で流入しており、流入額は年々大きくなっています。2021年は単年で600億円を超える資金が流入しています。
  • トータルリターン:平均年率13.59%。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1320%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産に投資する投資信託の中では平均的な数字です。

 

総評

楽天-楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))(以下、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。そのため、先進国の株式を中心に世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

日本を含む全世界の株式に投資するつみたてNISA対応のインデックスファンドは、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスまたはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。2つの指数の違いは、小型株が含まれているか含まれていないかです。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスは小型株が含まれておらず、約3,000銘柄を組み入れています。一方、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスは小型株を含んでおり、約9,000とMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスのおよそ3倍の銘柄を組み入れています。そのため、分散性はFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスの方が高くなります。一方、分散性に高さと引き換えに、大型株の影響が相対的に小さくなることにより、収益性はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスの方が高くなる傾向にあります。

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用している影響は、運用成績にも表れています。トータルリターンは平均年率10%を超えていますが、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用している投資信託に比べるとやや劣ります。ただし、相対比較で多少の劣後はあるものの、成績自体は全体的に良好です。低コスト、安定した基盤に支えられた非常に魅力ある商品となっています。

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しているつみたてNISA対応の投資信託は現在(2022年当初)3つあり、そのどれもが人気の高い商品となっています。

日本を含む全世界を投資対象とした投資信託を売買したいとき、当ファンドはその候補の1つになり得ます。特に、楽天証券で口座を開設している投資家にとっては、強くお勧めできます。

 

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