三菱UFJ国際-つみたて4資産均等バランス

 

 

三菱UFJ国際-つみたて4資産均等バランス(以下、つみたて4資産均等バランス)は、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)が発行するファミリーファンドの方式のインデックスファンドです。

つみたて4資産均等バランスは、4つの資産(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等(4分の1ずつ)です。

4つの資産への投資は、4つのマザーファンド(TOPIX・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、日本債券インデックス・マザーファンド、外国債券インデックス・マザーファンド)を通じて行います。4つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、つみたて4資産均等バランスもインデックス型の運用になります。

 

つみたて4資産均等バランスの交付目論見書(2022年9月27日)はこちら

つみたて4資産均等バランスの交付運用報告書(第5期:2022年6月27日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年8月16日
決済日毎年6月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2420%(税抜:年率0.2200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を含む先進国の株式および公社債市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用を行う。

 

特色②

主として、対象インデックスに採用されている日本を含む先進国の株式および公社債に投資を行う。

基本投資比率

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

特色④

年1回の決算時(6月25日)に分配金額を決定する。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

つみたて4資産均等バランスは、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間5年(2017年8月16日~)
基準価額の増減10,000円⇒13,032円:△3,032円
トータルリターン△34.92%(2022年10月31日)
純資産総額106.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△3.1%・△3.7%
2021年△18.9%・△19.2%
2022年△1.4%・△1.7%
収益率2018年▲7.4%
2019年△13.0%
2020年△5.8%
2021年△12.9%
2022年▲2.5%
つみたて4資産均等バランス:交付目論見書より
つみたて4資産均等バランス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額106.0億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△3,189百万円
2020年:△2,210百万円
2019年:△1,437百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△7.33%
全期間:△34.92%
期間割:△6.76%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△21.35%
信託報酬0.2420%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.3ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.86☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:8.48☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,843円から当期13,028円(前年比185円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しており、流入額も年々大きくなっています。
  • トータルリターン:平均年率6.76%台。バランス型の投資信託としては平均的な数字です。
  • 信託報酬:税込み0.2420%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである4指数合成ベンチマークを0.3%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅は小さいです。

 

総評

三菱UFJ国際-つみたて4資産均等バランス(以下、つみたて4資産均等バランス)は、4つの資産(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等(4分の1ずつ)です。

4つの資産の組み入れ比率は均等であるため、株式と債券の組み入れ比率は1:1となります。また、地域・国別の組み入れ比率は国内(日本)が純資産総額の50%を占め、残りの50%を先進国に分散しています。結果、安定資産比重が高く、リターンよりも安全性・分散性に振った商品となっています。

運用成績は、総じて可もなく不可もなくといったところです。純資産総額や資産の流入出は、数字として決して小さいと言えるものではありませんが、まだまだ物足りなさも感じます。トータルリターンはバランス型の投資信託としては一般的な数字で、信託報酬の小ささを加味すればおおむね問題ないでしょう。合成ベンチマークとの乖離もほとんどありません。

このように、当ファンドは良く言えば優秀、悪く言えば味気のない商品です。姉妹ファンドである三菱UFJ国際-つみたて8資産均等バランス(以下、つみたて8資産均等バランス)も同様ですが、つみたて8資産均等バランスはつみたて4資産均等バランスよりも地域・国別の分散性が高く、より薄味になっています。

名を冠している「つみたて」という表記からもわかるとおり、当ファンドは低コストのバランス型の投資信託となっており、つみたてNISAで定期購入(積立購入)するのに向いています。値動きが小さいため、ドルコスト均等法の恩恵は受けにくいかも知れませんが、分散投資の効果は十分に得られます。

 

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