三菱UFJ国際-eMAXIS 全世界株式インデックス

 

 

eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のノーロードのインデックスファンドのシリーズ商品です。

eMAXISシリーズには、スタンダードのeMAXISと、商品(コモディティ)に連動するeMAXIS+、eMAXIS Slimの3種類があります。

三菱UFJ国際-eMAXIS 全世界株式インデックス(以下、eMAXIS 全世界株式インデックス)は、日本を除く世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、世界各国の株式を投資対象としているものの、ウエイトの半分以上を米国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

日本を除く世界の株式への投資は、2つのマザーファンド(外国株式インデックス・マザーファンド、新興国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。2つのマザーファンドはいずれもインデックスファンドであるため、eMAXIS 全世界株式インデックスもインデックス型の運用になります。

 

eMAXIS 全世界株式インデックスの交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

eMAXIS 全世界株式インデックスの交付運用報告書(第12期:2022年1月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2010年7月20日
決済日毎年1月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.05%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.6600%(税抜:年率0.6000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を除く先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本・配当込み・円換算ベース)と連動する投資成果を目指して運用を行う。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

主として、対象インデックスに採用されている日本を除く先進国ならびに新興国の株式などへの投資を行う。

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

eMAXIS 全世界株式インデックスは、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間12年(2010年7月20日~)
基準価額の増減10,000円⇒42,222円:△32,222円
トータルリターン△336.67%(2022年10月31日)
純資産総額204.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△20.3%・△21.0%
2021年△12.2%・△12.8%
2022年△17.1%・△17.6%
収益率2018年▲12.3%
2019年△26.9%
2020年△8.4%
2021年△33.4%
2022年▲1.5%
eMAXIS 全世界株式インデックス:交付目論見書より
eMAXIS 全世界株式インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額204.9億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△3,228百万円
2020年:△584百万円
2019年:▲2百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△16.33%
全期間:△336.67%
期間割:△27.48%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:△54.56%
信託報酬0.6600%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.5ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.88☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:18.48☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期33,509円から当期39,241円(前年比5,732円)に上昇しました。
  • 純資産総額:150億円超の大規模ファンドです。
  • 資産の流入出: 2年連続で資産が流入しています。2021年は単年で30億円超の資産が流入しました。
  • トータルリターン:平均年率25%超。非常に大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.6600%。インデックスファンドの中でもコストが重い部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを0.5%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。

 

総評

三菱UFJ国際-eMAXIS 全世界株式インデックス(以下、eMAXIS 全世界株式インデックス)は、日本を除く世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、世界各国の株式を投資対象としているものの、ウエイトの半分以上を米国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

ベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスには国内(日本)の資産を除くものと除かないものがあります。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(日本を含む)において、日本の資産の比率は5~10%程度であり(米国、中国に次いで3番目の割合)、当ファンドのように、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(日本を除く)を採用した場合は、当該比率が他の地域・国に分散されます(とはいえ、もともとの比率が大きく、連動性の高い米国にほとんど吸収されます)。

運用成績は、総じて平均以上の数字・評価となります。資産の流入出は若干の懸念があるものの、純資産総額は一定以上に保たれており、安定して大きな収益が得られています。また、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しているゆえに、地域・国別の分散性もそれなりに高いです。

商品自体は決して悪くはありませんが、当ファンドの対抗となるファンドが、大正義の三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))であるという点が玉に瑕なところです。人気や知名度は比べ物にならないほどeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が優っています。信託報酬の小ささや安定性などもeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がeMAXIS 全世界株式インデックスに大きく溝を開けています。ただし、設定からの期間やリターンについては、eMAXIS 全世界株式インデックスに軍配が挙がり、当ファンドに引きもそこにあります。

 

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