三菱UFJ国際-eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)

 

 

eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のノーロードのインデックスファンドのシリーズ商品です。

eMAXISシリーズには、スタンダードのeMAXISと、商品(コモディティ)に連動するeMAXIS+、eMAXIS Slimの3種類があります。

三菱UFJ国際-eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)(以下、マイミッドフィルダー)は、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに最適化バランス指数を採用しています。マイミッドフィルダーは、eMAXIS 最適化バランスシリーズの中で、安定型資産とリスク型資産の投資割合が均等な商品です。

8つの資産への投資は、8つのマザーファンド(TOPIX・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、新興国株式インデックス・マザーファンド、日本債券インデックス・マザーファンド、外国債券インデックス・マザーファンド、新興国債券インデックス・マザーファンド、東証REIT指数・マザーファンド、MUAM・G-REIT・マザーファンド)を通じて行います。8つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、マイゴールキーパーおよびマイディフェンダーもインデックス型の運用になります。

 

eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー・マイディフェンダー・マイミッドフィルダー・マイフォワード・マイストライカー)の交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)の交付運用報告書(第6期:2022年1月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年3月30日
決済日毎年1月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.05%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を含む世界各国の株式、公社債、不動産投資信託(REIT)市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが算出する最適化バランス指数に連動する投資成果を目指して運用を行う。

最適化バランス指数
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンがeMAXISシリーズのファンドを参照して算出する指数であり、5つの目標リスク水準別指数の総称です。目標リスク水準別の指数は、eMAXISシリーズにおける各ファンドの対象インデックスの長期間にわたるデータを用いて期待収益率、リスク(標準偏差)などをそれぞれ推計した上で最適化(目標リスク水準に対してリターンが最大化される)を行い決定される資産クラス別比率に応じて、eMAXISシリーズのファンドの基準価額(分配金再投資)の騰落率を乗じることで算出されます。
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
資本市場の長期的なリターンとリスクの調査・研究をもとに、資産運用サービス(基本資産配分の策定、資産クラス別の期待リターン・リスクの推計、投資分析データ・ベースおよびソフトウェアの提供、株式リサーチ・レポートの発行、投資情報誌の発行)を世界の投資家に提供する米国の調査会社です。日本ではイボットソン・アソシエイツ・ジャパンが、金融機関や機関投資家を通じて投資家の皆様に同様のサービスを提供しています。
eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー・マイディフェンダー・マイミッドフィルダー・マイフォワード・マイストライカー):交付目論見書より
ファンド連動する指数目標リスク水準
マイゴールキーパー最適化バランス(6%)指数6%
マイディフェンダー最適化バランス(9%)指数9%
マイミッドフィルダー最適化バランス(12%)指数12%
マイフォワード最適化バランス(16%)指数16%
マイストライカー最適化バランス(20%)指数20%

基本投資比率

 

特色②

主として、各マザーファンドの対象インデックスに採用されている日本を含む世界各国の株式、公社債、不動産投資信託(REIT)に投資を行う。

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

三菱UFJ国際-eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)は、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間6年半(2016年3月30日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,396円:△4,396円
トータルリターン△44.05%(2022年10月31日)
純資産総額80.4億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△11.3%・△11.4%
2021年△3.9%・△4.4%
2022年△7.9%・△8.1%
収益率2018年▲7.4%
2019年△14.7%
2020年△2.3%
2021年△15.0%
2022年▲0.9%
eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー・マイディフェンダー・マイミッドフィルダー・マイフォワード・マイストライカー):交付目論見書より
eMAXIS最適化バランス(マイゴールキーパー・マイディフェンダー・マイミッドフィルダー・マイフォワード・マイストライカー):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額80.4億円(2022.7.29)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△1,512百万円
2020年:△1,150百万円
2019年:△661百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△6.05%
全期間:△44.05%
期間割:△6.69%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△19.36%
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.2ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.57☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:10.62☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,872円から当期13,895円(前年比1,023円)に上昇しました。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しています。流入額は単年で10億円を超えています。
  • トータルリターン:平均年率6.69%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。バランス型の投資信託の中では平均的な数字です
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである最適化バランス指数を0.2%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや小さいです。

 

総評

三菱UFJ国際-eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)(以下、マイミッドフィルダー)は、8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに最適化バランス指数を採用しています。マイミッドフィルダーは、eMAXIS 最適化バランスシリーズの中で、安定型資産とリスク型資産の投資割合が均等な商品です。

eMAXIS 最適化バランスシリーズには、リスク水準の異なる5つの商品があり、マイミッドフィルダーは、5ファンドの中で安定型資産とリスク型資産の投資割合が最も均等な商品です。資産別の組み入れ比率は、株式45%、債券40%、不動産投資信託(REIT)15%となっています。また、地域・国別の投資割合は、純資産総額に対して国内の資産が50%を占めています。同シリーズの5ファンドの中で、名実ともにミドルな商品であるため、eMAXIS 最適化バランスシリーズのどれを選ぶか悩んだときは、マイミッドフィルダーを基準にするといいでしょう。

運用成績は、いずれも可もなく不可もなくといったところです。8資産均等型のバランス型の投資信託に近い成績となります。インデックスファンドとしてはコストがやや高く、トータルリターンは年率5%をわずかに超える程度。一方、分散投資の効果は高く、シャープレシオや標準偏差は良好といったところです。

eMAXIS 最適化バランスシリーズの5商品すべてに言えることですが、ベンチマークではある最適化バランス指数との乖離はかなり小さく、かなり連動した運用になっています。最適化バランス指数はファミリーファンド方式の投資信託で採用される合成ベンチマークに近い指数ですが、数値目標が設定されている分、単純な合成ベンチマークよりは運用経過が読みやすいことも寄与していると思われます。

商品バリエーションがはっきりした商品ですが、個人的には名称に難ありと思っています。ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード、ストライカーと、サッカーのポジションン(攻守)に応じた商品名となっていますが、サッカーに疎い人間にとっては、商品名からファンドの概要を推察することができません。自分もサッカーにそこまで興味があるわけではないので、フォワードとストライカーのどちらの方がより攻めのポジションなのかわかっていませんでした。

 

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