三井住友TAM-SMT・世界経済インデックス・オープン

 

 

三井住友TAM-SMT・世界経済インデックス・オープン(以下、SMT・世界経済インデックス・オープン)は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SMT・世界経済インデックス・オープンは、6つの資産(国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券)に投資する投資信託です。また、6つの資産の投資比率は、地域・国別(国内、先進国、新興国)の国内総生産(GDP)の比率に基づいて決定されます。

6つの資産への投資は、6つのマザーファンド(国内株式インデックス・マザーファンド、国内債券インデックス・マザーファンド、先進国株式インデックス・マザーファンド、先進国債券インデックス・マザーファンド、新興国株式インデックス・マザーファンド、新興国債券インデックス・マザーファンド)を通じて行います。6つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、SMT・世界経済インデックス・オープンもインデックス型の運用になります。

 

SMT・世界経済インデックス・オープンの交付目論見書(2022年9月10日)はこちら

SMT・世界経済インデックス・オープンの交付運用報告書(第5期:2022年6月10日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年8月25日
決済日毎年6月10日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜3.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.10%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

国内、先進国、新興国の株式ならびに債券に分散投資することでリスクの低減を図り、投資信託財産の中長期的な成長を目指す。

 

特色①

世界の株式および債券に分散投資し、ファミリーファンド方式で運用を行う。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。
JPモルガン・ガバメント・ポンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ダイバーシファイド(JPモルガン・GBI-EMGD)
JPモルガンが算出する新興国債券の市場動向を表す指標です。新興国の現地通貨建てで発行されている債権の時価総額を加重平均して指数化しています。

 

特色②

世界経済全体の発展を享受する。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

SMT・世界経済インデックス・オープンは、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間5年(2017年8月25日~)
基準価額の増減10,000円⇒13,129円:△3,129円
トータルリターン△28.46%(2022年9月30日)
純資産総額29.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△5.7%
2021年△21.1%
2022年△3.3%
収益率2018年▲9.7%
2019年△15.2%
2020年△6.2%
2021年△13.2%
2022年▲0.9%
SMT・世界経済インデックス・オープン:交付目論見書より
SMT・世界経済インデックス・オープン:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額29.9億円(2022.6.30)☆☆(Danger)
資産の流入出2021年:△716百万円
2020年:△569百万円
2019年:△456百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.83%
全期間:△28.46%
期間割:△5.60%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△25.44%
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.73☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:10.70☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,927円から当期13,373円(前年比446円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しています。流入額は3年間で10億円を超えています。
  • トータルリターン:平均年率5.60%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。インデックスファンドの中では平均よりもやや大きい数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや小さいです。

 

総評

三井住友TAM-SMT・世界経済インデックス・オープン(以下、SMT・世界経済インデックス・オープン)は、6つの資産(国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券)に投資する投資信託です。また、6つの資産の投資比率は、地域・国別(国内、先進国、新興国)の国内総生産(GDP)の比率に基づいて決定されます。

6つの資産(6つのマザーファンド)の組み入れ比率は、国内総生産(GDP)に依存し、現在は国内資産6%、先進国資産54%、新興国資産40%程度となっています。国内総生産(GDP)に依存しているため、国・地域別の組み入れは、米国、中国、日本の順に大きくなり、特に国内総生産(GDP)1位・2位の米国と中国の割合が顕著に高くなっています。また、株式と債券の投資割合は1:1となっています。

運用成績は、株式と債券の投資割合が1:1となっており、全世界を投資対象としているため、バランス型の投資信託に近いかたちになります。分散性が高い代わりにリターンが少なく(ローリスク・ローリターン)、信託報酬が若干大きくなっています。トータルリターンは年率10%に届いていませんが、バランス型の投資信託としてみれば平均的な値です。

SMT・世界経済インデックス・オープンは株式と債券に均等に投資しますが、姉妹ファンドである三井住友TAM-SMT・世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)(以下、株式シフト型)および三井住友TAM-SMT・世界経済インデックス・オープン(債券シフト型)(以下、債券シフト型)は、SMT・世界経済インデックス・オープンをベースに、株式と債券の組み入れ比率を変えています。株式シフト型は株式と債券の投資割合を3:1に、債券シフト型は株式と債券の投資割合を1:3にしています。

前述のとおり、SMT・世界経済インデックス・オープンは、バランス型の投資信託に近い運用になりますが、他のバランス型投資信託とは異なり、資産を均等に組み入れるわけではなく、国内総生産(GDP)に依存して資産を組み入れるため、より世界情勢を反映しているということができます。ただし、国内総生産(GDP)に応じた組み入れ資産の入れ替えは、原則年1回となっていますから、即時の適応は望めません。また、現時点では国内の資産への投資割合が低いため、ポートフォリオを組むときは、国内の資産に投資するファンドと組み合わせるといいかもしれません。

 

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