野村-野村・つみたて外国株投信

 

 

野村-野村つみたて外国株投信(以下、野村つみたて外国株投信)は、野村アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

野村つみたて外国株投信は、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、世界の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

外国の株式への投資は、2つのマザーファンド(外国株式・MSCI コクサイ・マザーファンド、新興国株式・マザーファンド)を通じて行います。2つのマザーファンドはいずれもインデックスファンドであるため、野村つみたて外国株投信もインデックス型の運用になります。

 

野村・つみたて外国株投信の交付目論見書(2022年7月30日)はこちら

野村・つみたて外国株投信の交付運用報告書(第5期:2022年5月12日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年10月2日
決済日毎年5月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2090%(税抜:年率0.1900%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(日本除く・配当込み・円換算ベース)の中長期的な動きをおおむね捉える投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

外国の株式を実質的な主要投資対象とする。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。先進国23か国と新興国(エマージング)26か国の大型株と中型株で構成されています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

野村・つみたて外国株投信は、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年5月31日時点)

設定からの期間4年半(2017年10月2日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,935円:△6,935円
トータルリターン△71.45%(2022年7月31日)
純資産総額573.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲4.4%・▲3.9%
2021年△47.5%・△48.1%
2022年△7.9%・△8.5%
収益率2020年
2021年
2022年
野村・つみたて外国株投信:交付目論見書より
野村・つみたて外国株投信:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額573.0億円(2022.5.31)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△14,796百万円
2020年:△9,515百万円
2019年:△6,450百万円
☆☆☆☆☆☆(Great)
トータルリターン直近3年:△16.25%
全期間:△71.45%
期間割:△15.04%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率直近3年:△77.01%
信託報酬0.2090%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.90☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:18.6☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期10,134円から当期14,950円(前年比4,816円)に上昇しました。
  • 純資産総額:500億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で流入しています。2021年は単年で150憶円近くの流入がありました。
  • トータルリターン:平均年率15%超。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2090%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産に投資する投資信託の中では平均的な数字です。

 

総評

野村-野村つみたて外国株投信(以下、野村つみたて外国株投信)は、野村つみたて外国株投信は、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、世界の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である外国の株式は、期首に新型コロナウイルス感染拡大によって停滞していた経済活動の再開が段階的に進んだことや、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などを背景に上昇しました。2020年9月、主要株価指数が史上最高値を更新したことで利益確定の動きが広がったとの見方や、欧米で新型コロナウイルス新規感染者数が急増したことなどから軟調に推移しました。その後、新型コロナウイルスのワクチンの実用化による経済正常化への期待や、米国の新政権による経済対策への期待が高まったことなどを受けて上昇し続けました。

結果、外国の株式(主に米国の株式)に投資する当ファンドも、好調な株式市場の動向に応じて、着実に成績を伸ばしています。特に、直近の資産の流入額が大きく、純資産総額も大台の500億円を超えました。また、ベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとの差異も少なく、インデックスファンドとしても本来のかたち・計画に近い状態で運用できています。(ベンチマークとの乖離の)1.0までのマイナスはあまり気にしなくていいと思います。設定からはまだ日が浅いものの、平均で年率15%程度のリターンも魅力的です。

名を冠している「つみたて」については、「信託報酬が小さく抑えられているから、中長期の投資や積立投資に向いていますよ」という意味を持っているのでしょう。当ファンドの注意点は多くありませんが、個人のポートフォリオを構築する上では、投資対象の地域・国から、日本だけは外れているため、当ファンドを組み込む場合は、他の国内資産に投資する証券などを組み合わせた方がいいかもしれません。

 

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