野村-野村・インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)

 

 

野村-野村・インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)(以下、Funds-i 海外5資産バランス)は、野村アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

Funds-i 海外5資産バランスは、5つの資産(先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券、外国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに5つの資産を代表する指数を合わせた(5指数)合成ベンチマークを採用しています。5つの資産の投資比率は一律(それぞれ6分の1)です。

5つの資産への投資は、5つのマザーファンド(外国株式・MSCI KOKUSAI・マザーファンド、新興国株式・マザーファンド、外国債券・マザーファンド、新興国株式(現地通貨建て)・マザーファンド、海外REITインデックス・マザーファンド)を通じて行います。5つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、Funds-i 海外5資産バランスもインデックス型の運用になります。

 

野村インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)の交付目論見書(2022年11月30日)はこちら

野村インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)の交付運用成績書(第9期:2022年9月6日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2013年9月12日
決済日毎年9月6日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.2%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.6600%(税抜:年率0.600%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の成長を目的に運用を行うことを基本とする。

 

特色①

外国および新興国の各株式、外国および新興国の各債券、外国の不動産投資信託(REIT)を実質的な主要投資対象とする。

 

特色②

各マザーファンドへの投資比率は、基本投資割を原則として、毎月リバランスを行い、各マザーファンドの対象指数の月次リターンに、ファンドの各マザーファンドへの基本投資割合を掛け合わせた合成指数に連動する投資成果を目指して運用を行う。

基本投資割合

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。
JPモルガン・ガバメント・ポンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ダイバーシファイド(JPモルガン・GBI-EMGD)
JPモルガンが算出する新興国債券の市場動向を表す指標です。新興国の現地通貨建てで発行されている債権の時価総額を加重平均して指数化しています。
S&P 先進国REITインデックス
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する先進国の不動産投資信託(REIT)の動向を表す指数です。REIT市場がある先進国のうち、時価総額や流動性などの基準を満たす銘柄を基準とした時価総額加重平均で算出しています。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間9年(2013年9月12日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,487円:7,487円
トータルリターン(設定来)73.09%(2022年12月31日)
純資産総額46.7億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:0.0%・0.7%
2021年:25.7%・27.0%
2022年:4.0%・4.8%
収益率
野村・インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス):交付目論見書より
野村・インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額46.7億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:487百万円
2021年:943百万円
2022年:1,564百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:4.34%
5年:3.81%
設定来:6.11%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:4.0%
3年:29.7%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.6600%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離マイナス0.93ポイント☆☆(Bad)
シャープレシオ3年:0.36
5年:0.35
設定来:0.55
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:15.34
5年:13.48
設定来:12.34
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期17,870円から当期18,576円(前年比706円)に上昇しました。
  • 純資産総額:50億円手前の小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率4.34%前後。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.6600%。インデックスファンドの中ではやや重く感じる数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである合成ベンチマークを大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

野村-野村・インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)(以下、Funds-i 海外5資産バランス)は、5つの資産(先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券、外国REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに5つの資産を代表する指数を合わせた(5指数)合成ベンチマークを採用しています。5つの資産の投資比率は一律(それぞれ6分の1)です。

外国の株式市場は、下落しました。また、主要通貨は対円で上昇(円安)しました。新興国の株式市場は、下落しました。また、新興国通貨はおおむね対円で上昇(円安)しました。外国の債券市場は、上昇(価格は下落)しました。また、主要通貨は対円で上昇(円安)しました。新興国の債券市場は上昇しました。また、新興国通貨はおおむね対円で上昇(円安)しました。外国のREIT市場は、下落しました。また、主要通貨は対円で上昇(円安)しました。

(野村アセットマネジメント株式会社の中で)対になる商品は、野村-野村・6資産均等バランス(以下、野村・6資産均等バランス)になります。Funds-i 海外5資産バランスも野村・6資産均等バランスも、投資対象である株式、債券、不動産投資信託の投資比率が1:1:1となっています。一方、地域・国別の投資割合は、Funds-i 海外5資産バランスが100%海外(先進国と新興国の比率に大差はない)であるのに対し、野村6資産均等バランスは50%国内・50%外国と大きく異なります。

運用成績を比較すると、トータルリターン(平均年率)は2ファンド間で変わらないものの、その他の項目では野村・6資産均等バランスに軍配が挙がります。純資産総額は、野村・6資産均等バランスがFunds-i 海外5資産バランスの9~10倍ほどの規模となっており、直近の資産の流入額に関しては比較対象にならないほど野村・6資産均等バランスの方が大きです。加えて、信託報酬も野村・6資産均等バランスがFunds-i 海外5資産バランスの3分の1程度とコストパフォーマンスでも勝っています。

野村アセットマネジメント株式会社のつみたてNISA対応のバランス型ファンドについては、野村・6資産均等バランスを中心に捉え、Funds-i 海外5資産バランスやコアシックスを比較し、自分のポートフォリオとの兼ね合いを見ながら吟味していくといいでしょう。

 

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