ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)

 

 

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)(以下、ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型))は、ニッセイアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)は、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、4つの資産を代表する指数を合わせた(4資産)合成ベンチマークを採用しています。また、それぞれの資産の組み入れ比率は基本的に均等です。そのため、地域・国別の資投資比率は、相対的に国内の資産に偏ります。

4つの資産への投資は、4つのマザーファンド(ニッセイ・国内株式インデックス・マザーファンド、ニッセイ・国内債券インデックス・マザーファンド、ニッセイ・外国株式インデックス・マザーファンド、ニッセイ・外国債券インデックス・マザーファンド)を通じて行います。4つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)もインデックス型の運用になります。

 

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)の交付目論見書(2023年2月21日)はこちら

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)の交付運用報告書(第8期:2022年11月22日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2015年8月27日
決済日毎年11月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

4つのマザーファンド(ニッセイ・国内株式インデックス・マザーファンド、ニッセイ・国内債券インデックス・マザーファンド、ニッセイ・外国株式インデックス・マザーファンド、ニッセイ・外国債券インデックス・マザーファンド)を主要投資対象とし、実質的に国内外の株式市場および債券市場の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

国内外の株式・債券に分散投資を行う。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

 

特色②

4つの資産への投資割合は均等を基本とする。

基本投資割合

 

特色③

購入時および換金時の手数料は無料である。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月末日時点)

設定からの期間7年半(2015年8月27日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,485円:4,485円
トータルリターン45.62%(2023年3月31日)
純資産総額253.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:5.7%・5.6%
2021年:16.1%・16.3%
2022年:0.0%・0.5%
収益率2018年:(7.5%)
2019年:13.1%
2020年:6.6%
2021年:13.0%
2022年:(0.2%)
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型):交付目論見書より
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額253.0億円(2022.11.末)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2020年:3,423百万円
2021年:8,962百万円
2022年:8,282百万円
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
トータルリターン3年:9.91%
5年:5.66%
設定来:5.08%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:0.0%
3年:21.8%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離マイナス0.2ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:1.25
5年:0.70
設定来:0.59
☆☆☆☆☆☆☆(Best)
標準偏差3年:7.84
5年:8.37
設定来:8.44
☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期15,515円から当期14,522円(前年比7円)に上昇しました。
  • 純資産総額:250億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。流入額は単年で100億円弱です。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率9.91%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1540%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである合成ベンチマークとほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは非常に大きいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は小さいです。

 

総評

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)(以下、ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型))は、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、4つの資産を代表する指数を合わせた(4資産)合成ベンチマークを採用しています。また、それぞれの資産の組み入れ比率は基本的に均等です。そのため、地域・国別の資投資比率は、相対的に国内の資産に偏ります。

4資産均等型は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券に均等に投資するため、結果的に安定資産である債券への投資割合が2分の1となります。また、投資対象の地域・国は、国内と外国がそれぞれ半分ずつとなります。

姉妹ファンドであるニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックス・バランスファンド(6資産均等型)(以下、ニッセイ・インデックス・バランスファンド(6資産均等型))とは、設定日に約2年の開きがあります。しかし、その開き以上に運用成績には大きな開きがあります。4資産均等型が安定した規模の目安である100億円を大きく超えているのに対して、6資産均等型は10億円程度となっています。また、直近3年の資産の流入額も同様に、2ファンド間で10倍以上の開きがあります。

一方、トータルリターンについては、2ファンド間でほとんど違いがありません。2ファンドとも年率10%に届いていません。むしろ、4資産均等型の方が小さくなっています。これは資産の投資比率の違いによるもので、4資産均等型は債券への投資比率が50%であるのに対し、6資産均等型は債券への投資比率が33.3%となっています。債券は一般的にリターンが低くなる一方で、リスクも抑えられます。その結果はシャープレシオなどに反映されています。

ニッセイ・インデックス・バランスファンドシリーズの特徴は、4資産均等型にしても6資産均等型にしても、投資対象の地域・国を国内と外国で両断している点にあります。一方、つみたてNISA対応のバランス型の他の投資信託では、国内、日本を除く先進国、新興国で投資対象の地域・国を分けていることが多いです。

先進国と新興国をまとめて外国とした効果は、相対的に国内への投資が増え、その結果としてリスク軽減を図ることにあります。そのため、他のバランス型の投資信託に比べると、トータルリターンは小さく、シャープレシオは大きくなっています。

 

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