ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンド

 

 

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ・新興国株式インデックスファンド)は、ニッセイアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

ニッセイ・新興国株式インデックスファンドは、新興国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI エマージング・マーケット・インデックスを採用しています。そのため、中国を中心とした東アジアを中心とした銘柄でポートフォリオを構築しています。

新興国の株式への投資は、1つのマザーファンド(ニッセイ・新興国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。ニッセイ・新興国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、ニッセイ・新興国株式インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンドの交付目論見書(2023年2月21日)はこちら

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンドの交付運用報告書(第5期:2022年11月21日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・エマージング
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年10月13日
決済日毎年11月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2079%(税抜:年率0.1890%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ニッセイ・新興国株式インデックス・マザーファンドを通じて、実質的に新興国の株式などに投資することにより、MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う。

 

特色①

新興国の株式などに投資することにより、MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時の手数料は無料である。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2025年11月末日時点)

設定からの期間5年半(2017年10月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒11,385円:1,385円
トータルリターン(設定来)14.02%(2023年3月31日)
純資産総額31.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:10.9%・11.1%
2021年:17.5%・18.3%
2022年:(6.4%)(6.0%)
収益率2018年:(18.5%)
2019年:18.0%
2020年:9.0%
2021年:8.4%
2022年:(1.4%)
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンド:交付目論見書より
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値項目
純資産総額31.0億円(2022.11.末)☆☆(Very Good)
資産の流入出2020年:762百万円
2021年:918百万円
2022年:127百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:15.50%
5年:2.99%
設定来:2.45%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率1年:(6.4%)
3年:22.0%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.2079%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離マイナス0.5ポイント☆☆☆☆(Good)
シャープレシオ3年:1.04
5年:0.25
設定来:0.22
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
標準偏差3年:14.91
5年:18.85
設定来:18.41
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:新興国の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期12,145円から当期11,363円(前年比-782円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円程度の小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率15.50%。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2090%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるMSCI エマージング・マーケット・インデックスとの乖離は小さいです。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは大きいです。です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・新興国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ・新興国株式インデックスファンド)は、新興国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI エマージング・マーケット・インデックスを採用しています。そのため、中国を中心とした東アジアを中心とした銘柄でポートフォリオを構築しています。

新興国の株式市場は、軟調に始まりました。2022年1月から3月にかけては下落基調を強めました。その後、2022年4月から10月にかけては一時的に反発する場面も見られましたが、下落基調をたどりました。2022年11月に入ると反発する展開となりましたが、結局、前期末と比較すると下落して当期末を迎えました。

運用成績は信託報酬こそ良好であるものの、ファンドの規模や資産の動きが小さく、全期間で見るとリターンもあまり良くありません。新興国の資産全体に言えることですが、新型コロナウイルスの感染拡大後から、株式市場中心に伸び悩んでいます。加えて、今後も懸念材料が多く、しばらく停滞が続きそうな予感がします。

当ファンドにおいてもその影響を受けており、2019年~2021年の成長は乏しく、なかなか積極的に検討しにくい商品となっています。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA