ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンド

 

 

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ・外国株式インデックスファンド)は、ニッセイアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

ニッセイ・外国株式インデックスファンドは、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした大企業の銘柄でポートフォリオを構築しています。

外国の株式への投資は、1つのマザーファンド(ニッセイ・外国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。ニッセイ・外国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、ニッセイ・外国株式インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンドの交付目論見書(2023年2月21日)はこちら

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンドの交付運用報告書(第9期:2022年11月21日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2013年12月10日
決済日毎年11月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1023%(税抜:年率0.0930%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ニッセイ・外国株式インデックス・マザーファンドを通じて、実質的に日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う。

 

特色①

日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時の手数料は無料である。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月末日時点)

設定からの期間9年(2013年12月10日~)
基準価額の増減10,000円⇒26,775円:16,775円
トータルリターン(設定来)168.68%(2023年3月31日)
純資産総額4,343.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:8.9%・8.7%
2021年:42.3%・42.2%
2022年:3.7%・3.6%
収益率2018年:(11.1%)
2019年:28.8%
2020年:9.0%
2021年:38.2%
2022年:0.7%
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンド:交付目論見書より
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額4,343.0億円(2022.11.末)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
資産の流入出2020年:66,485百万円
2021年:151,063百万円
2022年:76,944百万円
☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
トータルリターン3年:24.79%
5年:13.54%
設定来:11.28%
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
騰落率1年:3.7%
3年:54.9%
☆☆☆☆☆(Good)
信託報酬0.1023%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス0.1ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:1.45
5年:0.80
設定来:0.69
☆☆☆☆☆☆☆(Best)
標準偏差3年:16.31
5年:17.97
設定来:16.75
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期26,076円から当期27,035円(前年比959円)に上昇しました。
  • 純資産総額:4,000億円超の超々巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で流入していることに加え、流入額も非常に大きいです。2021年は単年で1500億円を超えています。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率24.79%。非常に大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税抜き0.1%を割っています。税込みだとしても国内トップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスとほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは非常に大きいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ・外国株式インデックスファンド)は、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした大企業の銘柄でポートフォリオを構築しています。

国外株式の市場は、期初以降は下落基調で推移しました。2022年3月から6月にかけては一時上昇する場面もありましたが、世界の主要な中央銀行が相次いで利上げを実施したことを懸念し下落しました。2022年7月から8月にかけては上昇しましたが、8月から9月にかけては下落しました。その後は上昇しましたが、結局、前期末と比較すると下落して当期末を迎えました。

運用成績は、総じて良好です。純資産総額の大きさや信託報酬の小ささは現行の投資信託の中でもトップクラスの評価となっています。また、ファンドの規模や低コストに支えられたリターンの大きさも魅力で、手軽に大きなリターンを得られる当ファンドの人気は高く、証券会社によっては月間の売り上げ上位にランクインし続けています。

購入時や換金時に手数料がかからず、信託報酬は税抜きで0.1%を割っています。間違いなく国内トップクラスの低コストを実現していますが、ベンチ―マークにMSCI コクサイ・インデックスを採用している投資信託の中には、信託報酬が税込みで0.1%を割っているものも出てきています。

低コストブームは続いていますから、今後さらに信託報酬が小さい投資信託が出てきてもおかしくはありません。その時、当ファンドがコスト面と収益面を合わせて、どれだけ優位を保てるかという点は気になるところです。

 

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