東京海上-東京海上セレクション・日本株TOPIX

 

 

東京海上-東京海上セレクション・日本株TOPIX(以下、東京海上セレクション・日本株TOPIX)は、東京海上アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

東京海上セレクション・日本株TOPIXは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(TMA 日本株TOPIX・マザーファンド)を通じて行います。TMA 日本株TOPIX・マザーファンドはインデックスファンドであるため、東京海上セレクション・日本株TOPIXもインデックス型の運用になります。

 

東京海上セレクション・日本株TOPIXの交付目論見書(2022年9月21日)はこちら

東京海上セレクション・日本株TOPIXの交付運用報告書(第21期:2022年6月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2001年9月25日
決済日毎年6月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

東京証券取引所第一部の上場銘柄全体の値動きをあらわす東証株価指数(TOPIX)に連動する投資成果を目標として運用を行う。

 

特色①

主に東京証券取引所第一部の上場されている銘柄に投資する。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

東証株価指数(TOPIX)に連動する投資成果の達成を目標とする。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

 

特色③

東京証券取引所第一部に上場されている銘柄を中心に、東証株価指数(TOPIX)との連動性を考慮して組み入れを行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間21年(2001年9月25日~)
基準価額の増減10,000円⇒23,938円:△13,938円
トータルリターン△137.57%(2022年9月30日)
純資産総額269.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△3.2%・△1.2%
2021年△22.5%・△20.3%
2022年▲1.8%・▲4.2%
収益率2018年▲16.4%
2019年△17.3%
2020年△6.7%
2021年△12.7%
2022年▲4.6%
東京海上セレクション・日本株TOPIX:交付目論見書より
東京海上セレクション・日本株TOPIX:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額269.0億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△598百万円
2020年:▲672百万円
2019年:▲331百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:△7.28%
全期間:△137.57%
期間割:△6.55%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△23.01%
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス2.4ポイント☆☆☆☆☆(Good)
シャープレシオ直近3年:0.49☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:14.98☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期23,669円から当期23,254円(前年比-415円)に下落しました。
  • 純資産総額:300億円間近の大規模ファンドです。
  • 資産の流出入:2019年、2020年と連続で資産が流出しています。流出額はそれほど大きくありませんが、ファンドの成長は停滞しているといった印象です。
  • トータルリターン:平均年率6.55%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1540。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を2.4ポイント上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

東京海上-東京海上セレクション・日本株TOPIX(以下、東京海上セレクション・日本株TOPIX)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期初に国内で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、緊急事態宣言が断続的に発令されたことによる先行き不透明感からもみ合い相場となりました。2022年に入ると、オミクロン株の感染拡大や、米国の金融引き締めの前倒し観測が株価の上値を抑えたほか、ロシアのウクライナへの軍事侵攻による地政学的リスクへの警戒から国内株式市場は急落しました。2022年4月以降、米国の金融引き締めが一段と強化されたことから米国の金利が上昇し、期末にかけて下落基調が続きました。

設定からの年月や純資産総額、税込み0.1%台の信託報酬を見ると、安心安全低コストの非常に安定したファンドのように見えます。一方で、直近3年間は資産が流出傾向にあり、雲行きは怪しくなってきています。また、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)というリターンよりも分散投資向けの指数を採用していることもあり、期間割のリターンが10%にも届いていません。リターンを重視するようであれば、同じ委託会社発行の姉妹ファンドである東京海上-東京海上・日経225インデックスファンド(以下、東京海上・日経225インデックスファンド)の方に軍配が挙がります。

運用成績はいずれも控えめな印象で、所々に不安要素はありますが、全体として見ればそこまで悪い商品ではありません。日本の株式への広範囲な分散投資は、投資信託における資産管理の第一歩ですから、投資信託の初心者にこそおススメできる商品です。

 

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