東京海上-東京海上セレクション・外国株式インデックス

 

 

東京海上-東京海上セレクション・外国株式インデックス(以下、東京海上セレクション・外国株式インデックス)は、東京海上アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

東京海上セレクション・外国株式インデックスは、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした銘柄でポートフォリオを構築しています。

外国の株式への投資は、1つのマザーファンド(TMA・外国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。TMA・外国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、東京海上セレクション・外国株式インデックスもインデックス型の運用になります。

 

東京海上セレクション・外国株式インデックスの交付目論見書(2022年7月15日)はこちら

東京海上セレクション・外国株式インデックスの交付運用報告書(第12期:2022年4月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2010年4月28日
決済日毎年4月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2200%(税抜:年率0.2000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

MSCI コクサイ・インデックス(円ヘッジなし・円ベース)に連動する投資成果の達成を目標として運用を行う。

 

特色①

主に外国の株式に投資する。

 

特色②

MSCI コクサイ・インデックス(円ヘッジなし・円ベース)に連動する投資成果の達成を目標とする。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色③

申込時の手数料はない(ノーロード)。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年4月28日時点)

設定からの期間12年(2010年4月28日~)
基準価額の増減10,000円⇒40,683円:△30,683円
トータルリターン△312.08%(2022年7月31日)
純資産総額303.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲9.2%・▲9.0%
2021年△50.3%・△51.4%
2022年△21.3%・△21.6%
収益率2015年▲1.8%
2016年△2.8%
2017年18.75%
2018年▲11.2%
2019年△28.0%
2020年△8.6%
2021年△38.6%
2022年▲2.2%
東京海上セレクション・外国株式インデックス:交付目論見書より
東京海上セレクション・外国株式インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額303.0億円(2022.4.28)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:▲9,035百万円
2020年:△9,925百万円
2019年:△5,173百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△17.59%
全期間:△312.08%
期間割:△25.48%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:83.09%
信託報酬0.2200%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.3ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.95☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:18.53☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期34,680円から当期42,067円(前年比7,387円)に上昇しました。
  • 純資産総額:300億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流出入:資産は流入傾向にありますが、2021年8月に200億円以上の急激な流出がありました。直近3年間で資産が流出した月はその月だけです。
  • トータルリターン:平均年率25%超。非常に大きなリターンが期待できそうです。
  • 信託報酬:税込み0.2200%。インデックファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスを0.3%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。

 

総評

東京海上-東京海上セレクション・外国株式インデックス(以下、東京海上セレクション・外国株式インデックス)は、東京海上セレクション・外国株式インデックスは、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である外国の株式は、期初にバイデン米政権によるインフラ投資計画の発表や、米国連邦準備制度理事会(FRB)の高官によるインフレーションは一時的との発言を受けて、米国債の利回りが低下したことなどが好感されました。その後、インフレーション懸念の高まりから早期の金融引き締め観測が台頭して下落しました。2022年1月以降、積極的な金融引き締め姿勢が確認されたことや、ロシア軍がウクライナ国境付近に部隊を展開しことなどが、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから下落しました。

運用成績は、総じて良好です。一時的に資産が流出した時期もありましたが、全体としては純資産総額は増えており、現在は300億円を超えています。トータルリターンは12年間の平均年率で25%を超えており、直近3年間の平均も15~20%をキープしています。同指数をベンチマークとした投資信託の中には、信託報酬が0.1%を割るものも出てきていますが、当ファンドの0.2200%という数字も決して悪い数字ではありません。指数の連動性も高く、シャープレシオの数字も常に平均以上となっています。

ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用していることから、投資対象地域は米国に変更しています。結果、組み入れ銘柄の上位は米国の超有名企業が独占しています。そのような巨大企業の成長に乗って、当ファンドも順調に資産や価値を高めてきました。

つみたてNISAに対応した東京海上アセットマネジメント株式会社が販売する商品の中では、頭一つ抜けたリターンを誇っています。また、設定から10年というベテラン選手であることは、他の外国株式を投資対象としたファンドとの差別化にもつながっています。比較的長期の運用実績も見れるため、外国株式(特に米国株式)の動きを知りつつ、円貨以外の資産運用をしてみたいという初心者向けのファンドかもしれません。

 

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