大和-ダイワ・ライフ・バランス30 / 大和-ダイワ・ライフ・バランス50 / 大和-ダイワ・ライフ・バランス70

 

 

ダイワ・ライフ・バランスシリーズは、大和アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドのシリーズ商品です。

大和-ダイワ・ライフ・バランス30(以下、バランス30または30)、大和-ダイワ・ライフ・バランス50(以下、バランス50または50)、大和-ダイワ・ライフ・バランス70(以下、バランス70または70)は、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。4つの資産の投資比率は3ファンドで異なり、それぞれの名を関する数字が、株式の投資比率に一致します。すわなち、バランス30はポートフォリオの約30%、バランス50はポートフォリオの約50%、バランス70はポートフォリオの約70%を株式で運用しています。

4つの資産への投資は、4つのマザーファンド(トピックス・インデックス・マザーファンド、ダイワ・日本債券インデックス・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、外国債券インデックス・マザーファンド)を通じて行います。4つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、バランス30、バランス50、バランス70もインデックス型の運用になります。

 

ダイワ・ライフ・バランス30の交付目論見書(2022年8月31日)はこちら

ダイワ・ライフ・バランス30の交付運用報告書(第17期:2022年6月6日)はこちら

ダイワ・ライフ・バランス50の交付目論見書(2022年8月31日)はこちら

ダイワ・ライフ・バランス50の交付運用報告書(第17期:2022年6月6日)はこちら

ダイワ・ライフ・バランス70の交付目論見書(2022年8月31日)はこちら

ダイワ・ライフ・バランス70の交付運用報告書(第17期:2022年6月6日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2005年6月6日
決済日毎年6月5日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)
30・50・70
日々の純資産総額に年率0.1980%(税抜:年率0.1800%)・年率0.2200%(税抜:年率0.2000%)・年率0.2420%(税抜:年率0.2200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

内外の株式および債券に投資し、信託財産の中長期的な成長を目指す。

 

特色①

内外の株式および債券に投資する。

 

特色②

各資産を標準組み入れ比率に基づいて組み入れることで、合成ベンチマークに連動する投資成果を目指した運用を行う。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。

 

特色③

毎年6月5日に決算を行い、収益分配方針に基づいて収益の配分を行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

大和-ダイワ・ライフ・バランス30、ダイワ・ライフ・バランス50、ダイワ・ライフ・バランス70は、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間17年(2005年6月6日~)
基準価額の増減30 10,000円⇒17,854円:△7,854円
50 10,000円⇒21,310円:△11,310円
70 10,000円⇒24,457円:△14,457円
トータルリターン(設定来)30 △77.18%(2022年9月30日)
50 △111.57%(2022年9月30日)
70 △142.76%(2022年9月30日)
純資産総額30 213.0億円
50 201.0億円
70 130.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)バランス30
2020年△4.1%・△3.1%
2021年△8.7%・△8.2%
2022年△0.7%・△0.4%
バランス50
2020年△5.9%・△4.6%
2021年△14.5%・△13.8%
2022年△2.4%・△1.8%
バランス70
020年△7.9%・△6.1%
2021年△20.1%・△19.1%
2022年△3.6%・△2.5%
収益率
30・50・70
2018年▲4.5%・▲7.1%・▲10.2%
2019年△7.8%・△11.8%・△15.7%
2020年△3.8%・△5.5%・△7.1%
2021年△6.5%・11.2%・△14.9%
2022年▲2.7%・▲3.3%・▲3.7%

バランス30

ダイワ・ライフ・バランス30:交付目論見書より
ダイワ・ライフ・バランス30:交付目論見書より

バランス50

ダイワ・ライフ・バランス50:交付目論見書より
ダイワ・ライフ・バランス50:交付目論見書より

バランス70

ダイワ・ライフ・バランス70:交付目論見書より
ダイワ・ライフ・バランス70:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

バランス30

項目数値評価
純資産総額213.0億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流出入2021年:△2,663百万円
2020年:△1,064百万円
2019年:△965百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△3.01%
全期間:△77.18%
期間割:△4.47%
☆☆(Danger)
騰落率直近3年:△9.97%
信託報酬0.1980%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス0.3ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.61☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:4.90☆☆☆☆☆☆(Small)

バランス50

項目数値評価
純資産総額201.0億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流出入2021年:△3,179百万円
2020年:△1,844百万円
2019年:△1,008百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△5.53%
全期間:△111.57%
期間割:△6.46%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△18.44%
信託報酬0.2200%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.71☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:7.79☆☆☆☆☆☆(Small)

バランス70

項目数値評価
純資産総額130.0億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流出入2021年:△2,413百万円
2020年:△775百万円
2019年:△380百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.81%
全期間:△142.76%
期間割:△8.28%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△26.34%
信託報酬0.2420%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス0.9ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.73☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:10.66☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内外の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、バランス30は前期17,945円から当期18,071円(前年比126円)に上昇し、バランス50は前期21,207円から当期21,707円(前年比500円)に上昇し、バランス70は前期24,168円から当期25,037円(前年比869円)に上昇しました。
  • 純資産総額:3ファンドとも100億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流出入:3ファンドとも3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:3ファンドとも平均年率10%に届いていません。バランス型の投資信託としては平均的な数字です。
  • 信託報酬:3ファンドとも税込0.2%程度。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:バランス30の当期の基準価額の騰落率は、合成ベンチマークを0.3%上回りました。バランス50の当期の基準価額の騰落率は、合成ベンチマークを0.6%上回りました。バランス70の当期の基準価額の騰落率は、合成ベンチマークを0.9%上回りました。
  • シャープレシオ:3ファンドともリスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:3ファンドともブレ幅は小さいです。

 

総評

大和-ダイワ・ライフ・バランス30(以下、バランス30または30)、大和-ダイワ・ライフ・バランス50(以下、バランス50または50)、大和-ダイワ・ライフ・バランス70(以下、バランス70または70)は、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。4つの資産の投資比率は3ファンドで異なり、それぞれの名を関する数字が、株式の投資比率に一致します。すわなち、バランス30はポートフォリオの約30%、バランス50はポートフォリオの約50%、バランス70はポートフォリオの約70%を株式で運用しています。

資産の国別の構成比率を見ると、バランス30・バランス50・バランス70いずれにおいても、65%~70%が日本であり、残りの35%~30%が外国(主に米国)となっています。株式の組み入れ銘柄については、日本の株式は東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄を基本とし、外国の株式はMSCI コクサイ・インデックスを採用しているため、幅広い銘柄からポートフォリオが構築されています。そのため、分散投資の効果は得られていると言えます。株式の組み入れ比率が最も高いバランス70においても、上位組み入れ銘柄でさえ、全体の1%以下にとどまっています。

総合的に見ると、先進国の株式や債券を投資対象とし、構成銘柄の広い指数を採用した安定志向の強い商品だとわかります。純資産総額も3ファンドとも安定域にあり、直近の資産の流入量も良好です。コストは0.1~0.2%に抑えられており、リターンはバランス30→バランス50→バランス70の順に、約8%、約11%、約14%とまずまずの成績です。

人気は債券優位型のバランス30が最も高い印象です。日本の債券と株式が資産の大半を占め、さらに債券優位の安定運用を図っているにもかかわらず、8%オーバーのリターンは確かに魅力的に映ります。一方、バランス70は運用成績こそ悪くないものの、株式投資の醍醐味であるハイリスク・ハイリターンな商品とは言えず、どこか中途半端な印象もう受けます。

個人のポートフォリオとしては、日本への投資と位置づけるべきでしょう。バランス30・バランス50・バランス70のいずれかによって、投資対象の資産は異なりますが、いずれにしても5分の3程度は日本の資産に対する投資になります。他の先進国の株式を投資対象とする投資信託などと合わせると効果的かもしれません。

 

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