大和-iFree TOPIXインデックス

 

 

大和-iFree TOPIXインデックス(以下、iFree TOPIXインデックス)は、大和アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

iFreeシリーズには、スタンダードなインデックス投資をする「iFree」、個性的なインデックスに投資する「iFree NEXT」、有望株に投資する「iFree レバレッジ」、テーマ型ファンドの「iFree Active」、ETFに投資する「iFree ETF」があります。このうち、つみたてNISAに対応しているのは「iFree」だけです。

iFree TOPIXインデックスは、国内の株式に投資をする投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(TOPIXインデックス・マザーファンド)を通じて行います。TOPIXインデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、iFree TOPIXインデックスもインデックス型の運用になります。

 

iFree TOPIXインデックスの交付目論見書(2022年12月14日)はこちら

iFree TOPIXインデックスの交付運用報告書(第6期:2022年9月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月8日
決済日毎年9月19日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的・特色

わが国株式に投資し、投資効果を東証株価指数(TOPIX)の動きに連動させることを目指す。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年99月30日時点)

設定からの期間6年(2016年9月8日~)
基準価額の増減10,000円⇒15,612円:5,612円
トータルリターン68.85%(2022年11月30日)
純資産総額78.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:4.2%・1.8%
2021年:28.2%・25.6%
2022年:(3.5%)(5.7%)
収益率2018年:(18.2%)
2019年:17.9%
2020年:7.3%
2021年:12.7%
2022年:(5.8%)
iFree TOPIXインデックス:交付目論見書より
iFree TOPIXインデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額78.0億円(2022.9.30)☆☆☆(Bad)
資産の流入出2020年:865百万円
2021年:3,803百万円
2022年:2,163百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:7.76%
5年:4.36%
設定来:8.87%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(3.5%)
3年:28.9%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス2.4ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.57
5年:0.36
設定来:0.69
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:15.12
5年:14.96
設定来:14.06
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期16,985円から当期16,386円(前年比-599円)に下落しました。
  • 純資産総額:70億円の中堅ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。流入額はそれなりです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率7.76%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1540%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

大和-iFree TOPIXインデックス(以下、iFree TOPIXインデックス)は、国内の株式に投資をする投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

iFreeシリーズは大和アセットマネジメント株式会社の代表的な商品群です。また、iFreeシリーズの中にもいくつかのグループがあり、その中で唯一つみたてNISAに対応しているのが、「iFree」となります。ただし、15の商品すべてがつみたてNISAに対応しているわけではなく、そのうちの9つがつみたてNISAに対応しています。

iFreeについては、運用方針がほとんど同じであるため、交付目論見書は15のうちの1つを見ておけば十分です。その1つの交付目論見書を見て興味を惹かれたら、投資対象、指数、運用成績を見て、15のうちのどのファンドに投資するか決めればいいと思います。大和-iFree 日経225インデックス(以下、iFree 日経225インデックス)およびiFree TOPIXインデックスは、つみたてNISAに対応しているiFree9つの中で、大和-iFree JPX日経400インデックス(以下、iFree JPX日経400インデックス)に並び、国内の株式のみに投資するファンドです。

国内の株式市場は、期初から2021年11月中旬にかけては底堅く推移しました。年末は上値の重い展開になり、2022年に入ってからは下落しました。2022年2月下旬から3月下旬にかけては反発しました。その後、反発する局面があった一方で、調整する局面もあり、一進一退の展開となりました。2022年6月中旬以降は反発しましたが、期末は下落しました。

運用成績は総じて平凡です。ただし、どの項目においてもiFree 日経225インデックスに劣ります。だからと言って、当ファンドが悪い商品であるということはありません。トータルリターンも年率7~8%と、堅実な収益が期待できます。資産についても控えめながら着実に増えています。また、iFree 日経225インデックスよりも分散投資が利いており、標準偏差はリスク型資産に投資していながらも、平均的な数字に落ち着いています。

 

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