大和-iFree 日経225インデックス

 

 

大和-iFree 日経225インデックス(以下、iFree 日経225インデックス)は、大和アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

iFreeシリーズには、スタンダードなインデックス投資をする「iFree」、個性的なインデックスに投資する「iFree NEXT」、有望株に投資する「iFree レバレッジ」、テーマ型ファンドの「iFree Active」、ETFに投資する「iFree ETF」があります。このうち、つみたてNISAに対応しているのは「iFree」だけです。

iFree 日経225インデックスは、国内の株式に投資をする投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(ストック・インデックス225・マザーファンド)を通じて行います。ストック・インデックス225・マザーファンドはインデックスファンドであるため、iFree 日経225インデックスもインデックス型の運用になります。

 

iFree 日経225インデックスの交付目論見書(2022年12月14日)はこちら

iFree 日経225インデックスの交付運用報告書(第6期:2022年9月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月8日
決済日毎年9月19日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的・特色

わが国株式に投資し、投資効果を日経平均株価(日経225)の動きに連動させることを目指す。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間6年(2016年9月8日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,109円:7,109円
トータルリターン84.45%(2022年11月30日)
純資産総額356.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:8.1%・5.9%
2021年:29.7%・27.8%
2022年:(5.6%)(7.2%)
収益率2018年:(10.4%)
2019年:20.5%
2020年:18.3%
2021年:6.4%
2022年:(8.2%)
iFree 日経225インデックス:交付目論見書より
iFree 日経225インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額356.0億円(2022.9.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2020年:5,377百万円
2021年:12,997百万円
2022年:11,091百万円
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
トータルリターン3年:8.22%
5年:6.18%
設定来:10.44%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(5.6%)
3年:32.2%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス1.9ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.53
5年:0.44
設定来:0.73
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:17.68
5年:16.81
設定来:15.88
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期19,178円から当期18,108円(前年比-1,070円)に下落しました。
  • 純資産総額:350億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。2021年および2022年は単年で100億円以上の資産が流入しました。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率8.22%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1540%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである日経平均株価(日経225)を大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

大和-iFree 日経225インデックス(以下、iFree 日経225インデックス)は、国内の株式に投資をする投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

iFreeシリーズは大和アセットマネジメント株式会社の代表的な商品群です。また、iFreeシリーズの中にもいくつかのグループがあり、その中で唯一つみたてNISAに対応しているのが、「iFree」となります。ただし、15の商品すべてがつみたてNISAに対応しているわけではなく、そのうちの9つがつみたてNISAに対応しています。

iFreeについては、運用方針がほとんど同じであるため、交付目論見書は15のうちの1つを見ておけば十分です。その1つの交付目論見書を見て興味を惹かれたら、投資対象、指数、運用成績を見て、15のうちのどのファンドに投資するか決めればいいと思います。iFree 日経225インデックスおよび大和-iFree TOPIXインデックス(以下、iFree TOPIXインデックス)は、つみたてNISAに対応しているiFree9つの中で、大和-iFree JPX日経400インデックス(以下、iFree JPX日経400インデックス)に並び、国内の株式のみに投資するファンドです。

国内の株式市場は、期首から2021年11月中旬にかけては底堅く推移しました。年末は上値の重い展開になり、2022年に入ってからは下落しました。2022年2月下旬から3月下旬にかけては反発しました。その後、反発する局面があった一方、調整する局面もあり、一進一退の展開となりました。2022年6月中旬以降は反発しましたが、期末にかけては下落しました。

運用成績は総じて良好です。純資産総額は350億円超と良好で、資産の流入も悪くありません。トータルリターンは年率8%超で、堅実な収益が期待できます。ただし、国内の限られた株式に投資していることに加え、ウエイトの上位10銘柄だけで全体の40%近くを占めるため、(分散性においては)潜在的なリスクは抱えています。また、ベンチマークとの連動性は大きく上振れしており、投資商品としてはポジティブに捉えることもできますが、インデックスファンドとしては不安要素になります。リスクとリターンのバランスはそこそこで、シャープレシオも平均的な数字となっています。

 

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