大和-iFree 新興国株式インデックス

 

 

iFreeシリーズは、大和アセットマネジメント株式会社(委託会社)の主力商品です。

iFreeシリーズには、スタンダードなインデックス投資をする「iFree」、個性的なインデックスに投資する「iFree NEXT」、有望株に投資する「iFree レバレッジ」、テーマ型ファンドの「iFree Active」、ETFに投資する「iFree ETF」があります。このうち、つみたてNISAに対応しているのは「iFree」だけです。

大和-iFree 新興国株式インデックス(以下、iFree 新興国株式インデックス)は、新興国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE RAFI エマージング・インデックスを採用ています。そのため、ブラジル、チリ、中国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、台湾、タイ、トルコなど、幅広い地域・国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

 

iFree 新興国株式インデックスの交付目論見書(2022年9月29日)はこちら

iFree 新興国株式インデックスの交付運用報告書(第6期:2022年7月5日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・エマージング
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月8日
決済日毎年7月5日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.3740%(税抜:年率0.3400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的・特色

新興国の株式に投資し、投資効果をFTSE RAFI・エマージング・インデックス(円換算)の動きに連動させることを目指す。

FTSE RAFI・エマージング・インデックス
FTSE International Limitedが算出する新興国株式のファンダメンタルインデックスです。流動性基準、時価総額基準、浮動株基準を満たした新興国株式の中から、4つのファンダメンタル指標(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目して、構成銘柄の選出と組み入れ比率を決定しています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

iFree 新興国株式インデックスは、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年7月29時点)

設定からの期間6年(2016年9月8日~)
基準価額の増減10,000円⇒15,845円:△5,845円
トータルリターン△55.77%(2022年9月30日)
純資産総額84.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲14.6%・▲13.6%
2021年△37.6%・△38.3%
2022年△0.6%・△1.8%
収益率2018年▲11.6%
2019年△16.2%
2020年▲7.8%
2021年△20.3%
2022年▲0.3%
iFree 新興国株式インデックス:交付目論見書より
iFree 新興国株式インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額84.0億円(2022.7.29)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△1,806百万円
2020年:△1,329百万円
2019年:△900百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.17%
全期間:△55.77%
期間割:△9.29%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△17.94%
信託報酬0.3740%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2021年:マイナス1.2ポイント☆☆☆(Bad)
シャープレシオ直近3年:0.35☆☆(Danger)
標準偏差直近3年:20.81☆☆(Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:新興国の株式市場が上昇したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期15,922円から当期16,013円(前年比91円)に上昇しました。
  • 純資産総額:80億円は超えていますが、まだまだ安心できない数字です。
  • 資産の流出入:3年連続で資産が流入しています。流入額はそれなりです。
  • トータルリターン:平均年率9.29%。目に見えるリターンを実感することができるでしょう。
  • 信託報酬:税込み0.3740%。最近のインデックスファンドと比べるとやや重く感じる数字かもしれません。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるFTSE RAFI・エマージング・インデックスを1.2%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は大きいです。リスク型資産を投資対象とする投資信託の中でも大きい数字です。

 

総評

大和-iFree 新興国株式インデックス(以下、iFree 新興国株式インデックス)は、新興国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE RAFI エマージング・インデックスを採用ています。そのため、ブラジル、チリ、中国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、台湾、タイ、トルコなど、幅広い地域・国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

iFreeについては、運用方針がほとんど同じであるため、交付目論見書は15のうちの1つを見ておけば十分です。その1つの交付目論見書を見て興味を惹かれたら、投資対象、指数、運用成績を見て、15のうちのどのファンドに投資するか決めればいいと思います。iFree 新興国株式インデックスは、つみたてNISAに対応しているiFree9つの中で、唯一新興国の株式のみに投資をしているファンドです。

iFreeはファミリーファンド方式を採用した非常にオーソドックスなインデックスファンドです。オーソドックスゆえに低コストを実現していますが、一方で面白味の少ない商品でもあります。他のiFreeシリーズが個性的であるため、他のサイトでもiFree NextやiFree レバレッジの方を紹介していたりもします。しかし、決して魅力のない商品などではなく、オーソドックスならではの安定感もあります。

iFree 新興国株式インデックス運用成績は、どの項目を見てもパッとしません。逆に言えば、新興国を投資対象としているにも関わらず、目につくようなマイナス要素がないともとれます。信託報酬は、インデックスファンドとしてはやや高めですが、エマージング投資全体で見れば抑えられている方です。ファンド自体の安定は、資産は流入傾向にあるものの、その額は控えめであるため、100億円に乗ってくるのはまだまだ先のことでしょう。

それでも、低コストと低リスクであることは間違いありませんから、当ファンドを購入しても損はしないと思います。収益は長期的な目線でじっくりと待ちましょう。

 

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