大和-iFree JPX日経400インデックス

 

 

大和-iFree 日経225インデックス(以下、iFree 日経225インデックス)は、大和アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

iFreeシリーズには、スタンダードなインデックス投資をする「iFree」、個性的なインデックスに投資する「iFree NEXT」、有望株に投資する「iFree レバレッジ」、テーマ型ファンドの「iFree Active」、ETFに投資する「iFree ETF」があります。このうち、つみたてNISAに対応しているのは「iFree」だけです。

iFree JPX日経400インデックスは、日本の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400採用しています。そのため、資本の効率的活用や経営観点などの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(ダイワ・JPX日経400・マザーファンド)を通じて行います。ダイワ・JPX日経400・マザーファンドはインデックスファンドであるため、iFree JPX日経400インデックスもインデックス型の運用になります。

 

iFree JPX日経400インデックスの交付目論見書(2022年6月16日)はこちら

iFree JPX日経400インデックスの交付運用報告書(第6期:2022年3月22日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月8日
決済日毎年3月22日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2145%(税抜:年率0.1950%)以内をかけた額

 

ファンドの目的・特色

東京証券取引所上場株式に投資し、投資効果をJPX日経インデックス400の動きに連動させることを目指す。

JPX日経インデックス400
日本取引所グループ(JPX)が中心となって算出する日本の株式の株価指数です。東京証券取引所の上場する全銘柄の中から、資本の効率的活用や投資家を意識した経営観点など、グローバルな投資基準にもともめられる諸要件を満たした400銘柄を選定しています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

iFree JPX日経400インデックスは、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年3月31時点)

設定からの期間5年(20016年9月8日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,422円:△6,422円
トータルリターン△57.55%(2022年6月30日)
純資産総額23.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲17.8%・▲19.7%
2021年△58.5%・△55.1%
2022年△0.5%・△2.5%
収益率2016年△13.5%
2017年△20.3%
2018年▲15.9%
2019年△18.8%
2020年△8.7%
2021年△12.3%
2022年▲1.3%
iFree JPX日経400インデックス:交付目論見書より
iFree JPX日経400インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額23.0億円(2022.3.31)☆☆(Danger)
資産の流入出2021年:△681百万円
2020年:△347百万円
2019年:△280百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△9.11%
全期間:△57.55%
期間割:△10.01%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△29.73%
信託報酬0.2145%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス2.0ポイント☆☆☆(Bad)
シャープレシオ直近3年:0.59☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:15.41☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期10,254円から当期16,249円(前年比5,995円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流出入:3年連続で資産は流入していますが、流入額は大きくありません。
  • トータルリターン:平均年率10%超。目に見えるリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2145%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるJPX日経インデックス400を3.4%上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

大和-iFree 日経225インデックス(以下、iFree 日経225インデックス)は、日本の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400採用しています。そのため、資本の効率的活用や経営観点などの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

iFreeシリーズは大和アセットマネジメント株式会社の代表的な商品群です。また、iFreeシリーズの中にもいくつかのグループがあり、その中で唯一つみたてNISAに対応しているのが、「iFree」となります。ただし、15の商品すべてがつみたてNISAに対応しているわけではなく、そのうちの9つがつみたてNISAに対応しています。

iFreeについては、運用方針がほとんど同じであるため、交付目論見書は15のうちの1つを見ておけば十分です。その1つの交付目論見書を見て興味を惹かれたら、投資対象、指数、運用成績を見て、15のうちのどのファンドに投資するか決めればいいと思います。そして、iFree JPX日経400インデックスは、つみたてNISAに対応しているiFree9つの中で、平均的な成績のファンドです。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首に国内外の新型コロナウイルスの感染状況などに一喜一憂を繰り返す相場となました。2020年11月以降、米国の大統領選挙において選挙結果に対する不確実性が後退したことや、大型経済対策への期待が高まったこと、欧米において複数のワクチンの接種が始まったことなどが好感されました。その後、国内で感染が再拡大して再び行動制限措置がとられたこと、内閣支持率の低下で政局の行方に不透明感が増したこと、また世界的にインフレ懸念が台頭して米国の金融緩和縮小の早期化観測が高まったことなどから重い展開となりました。

運用成績は、おおむね平凡です。純資産総額は30億円に届かず、資産の流入も控えめであるため、安定した規模のファンドに成長するのは当分先でしょう。リターンは悪くありませんが、ベンチマークと乖離していることが多く、安定した運用には向きません。

一方、コストパフォーマンスは良好であるため、日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)との差別化を図り、指数に特別な意味合いを持たせたい場合は向いている商品です。

 

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