SSGA-米国株式インデックスファンド

 

 

SSGA-米国株式インデックスファンド(以下、米国株式インデックスファンド)は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

米国株式インデックスファンドは、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数を採用しています。そのため、米国の超巨大企業の銘柄を中心にポートフォリオを構築します。

米国の株式への投資は、1つのマザーファンド(米国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。米国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、米国株式インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

米国株式インデックスファンドの交付目論見書(2021年6月11日)はこちら

米国株式インデックスファンドの交付運用報告書(第5期:2022年3月10日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年9月29日
決済日毎年3月10日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.10%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4950%(税抜:年率0.4500%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

米国の株式を主要投資対象としたマザーファンド受益証券に投資することにより、中長期的にS&P500指数(円ベース)の動きに連動した投資成果の獲得を目指して運用を行うことを基本とする。

 

特色①

米国株式インデックス・マザーファンド受益証券への投資を通じて、米国の株式に投資する。

 

特色②

S&P500指数(円ベース)をベンチマークとする。

S&P500指数
S&P ダウ・ジョーンズインデックス社が算出する米国株式の株価指数です。ニューヨーク証券取引所、NASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄を、時価総額加重平均方式により指数化しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色③

ファミリーファンド方式により運用を行う。

 

特色④

実質的な組み入れ外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジを行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

米国株式インデックスファンドは、三井住友DS投信直販ネットでも取り扱っています。
投資信託のメーカーである運用会社から直接投資信託を購入することができます。

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運用実績(2022年3月31日時点)

設定からの期間4年半(2017年9月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒20,943円:△10,943円
トータルリターン△94.46%(2022年6月30日)
純資産総額295.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲5.6%・▲5.0%
2021年△50.0%・△50.9%
2022年△18.9%・△19.6%
収益率2017年△7.7%
2018年▲7.9%
2019年△30.1%
2020年△10.0%
2021年△44.1%
2022年△2.4%
米国株式インデックスファンド:交付目論見書より
米国株式インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額295.6億円(2022.3.31)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△11,022百万円
2020年:△3,127百万円
2019年:▲234百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△19.49%
全期間:△94.46%
期間割:△19.89%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率直近3年:60.03%
信託報酬0.4950%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.7ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:1.09☆☆☆☆☆(Good)
標準偏差直近3年:17.94☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期15,516円から当期18,443円(前年比2,927円)に上昇しました。
  • 純資産総額:300億円手前の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流出入:2年連続で資産が流入しています。2021年は単年で100億円以上の資産が流入しました。
  • トータルリターン:平均年率20%前後。大きなリターンが見込めます。
  • 信託報酬:税込み0.5%未満ですが、インデックスファンドとしてはやや重く感じます。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるS&P500指数を1.0%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは大きいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。リスク型資産に投資する投資信託の中では平均的です。

 

総評

SSGA-米国株式インデックスファンド(以下、米国株式インデックスファンド)は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数を採用しています。そのため、米国の超巨大企業の銘柄を中心にポートフォリオを構築します。

当ファンドの投資対象である米国の株式は、新型コロナウイルスの変異株の感染拡大、インフレーション懸念の高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢が嫌気されましたが、ワクチン接種の進展に伴う世界の景気回復への好感から上昇しました。2022年1月以降、世界的なインフレーションの進行が懸念される中、早期利上げに対する警戒感やウクライナ情勢をめぐる地政学的緊張の高まりを背景に下落基調で期末を迎えました。

ファンドの規模、資産の流入額、トータルリターン、信託報酬、シャープレシオなどあらゆる評価が同じ委託会社が発行するSSGA-全世界株式インデックスファンド(全世界株式インデックスファンド)に勝っています。ただし、2ファンドとも直近の資産の流入額はやや小さめです。それでも、3年連続でプラスとなっているため、微々たる懸念で済んでいます。

資産の流入額が小さいことよりも、少しコストが高いことに注意が必要です。購入時および解約時に手数料が発生し、かつ信託報酬もベンチマークにS&P500指数を採用する他の投資信託に比べると高く設定されています。年率20%程度のリターンも発生していますから、今のところコストを十分にペイできていますが、世界的な株価バブルの動向次第では、コストを割ってくる可能性も考えおかなければなりません。

当ファンドは、競合である他のS&P500指数を採用する投資信託(SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド(愛称:SBI・V・S&P500)、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など)よりも、多くの数字が劣後となっているため、人気はつみたてNISAの中でも比較的低いところに位置しています。しかし、S&P500指数を採用する投資信託の多くが、現時点(2021年11月)で基準価額が2万円を超えている中で、まだ2万円に到達していない当ファンドを割安と捉え、購入を検討してみるのもいいかもしれません。純資産総額や採用している指数は折り紙つきなわけですから。

 

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