SSGA-全世界株式インデックスファンド

 

 

SSGA-全世界株式インデックスファンド(以下、全世界株式インデックスファンド)は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

全世界株式インデックスファンドは、3つの資産に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

3つの資産への投資は、3つのマザーファンド(外国株式インデックス・オープン・マザーファンド、ジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンド、エマージング株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。3つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、全世界株式インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

全世界株式インデックスファンドの交付目論見書(2023年3月1日)はこちら

全世界株式インデックスファンドの交付運用報告書(第6期:2022年11月30日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年9月8日
決済日毎年11月30日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5280%(税抜:年率0.4800%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を含む先進国および新興国の株式を投資対象としたマザーファンド受益証券に投資することにより、中長期的にMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(円ベース)の動きに連動した投資成果を目指して運用を行うことを基本とする。

 

特色①

外国株式インデックス・オープン・マザーファンド受益証券、ジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンド受益証券、エマージング株式インデックス・マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に日本を含む先進国および新興国の株式に投資する。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
MSCI ジャパン・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する日本株式の株価指数です。日本の証券取引所に上場するすべての大型株と中型株を対象に、浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
MSCI エマージング・マーケット・インデックス
米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。

 

特色②

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(円ベース)をベンチマークとする。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。先進国23か国と新興国(エマージング)26か国の大型株と中型株で構成されています。

 

特色③

マザーファンド受益証券の基本配分比率は、原則として、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスの国別構成比率に基づいて決定し、株式の実質組み入れ比率は原則として、高位を維持する。

 

特色➃

ファミリーファンド方式により運用を行う。

 

特色⑤

実質的な組み入れ外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジを行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年12月30日時点)

設定からの期間5年半(2017年9月8日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,819円:6,819円
トータルリターン79.02%(2023年3月31日)
純資産総額99.3億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:9.5%・10.3%
2021年:31.3%・32.2%
2022年:3.7%・4.4%
収益率2018年:(12.3%)
2019年:26.5%
2020年:8.7%
2021年:32.3%
2022年:(5.9%)
全世界株式インデックスファンド:交付目論見書より
全世界株式インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額99.3億円(2022.12.30)☆☆☆(Bad)
資産の流入出2020年:1,211百万円
2021年:3,405百万円
2022年:4,249百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:22.65%
5年:11.45%
設定来:11.17%
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
騰落率1年:3.7%
3年:44.5%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.6280%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離マイナス0.8ポイント☆☆☆(Normal)
シャープレシオ3年:1.44
5年:0.72
設定来:0.66
☆☆☆☆☆☆☆(Best)
標準偏差3年:15.05
5年:17.21
設定来:16.74
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。。結果、前期17,237円から当期17,867円(前年比630円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円弱の中堅ファンドです。
  • 資産の流出入:3年連続で資産が流入しています。流入額はそれなりです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率22.65%。非常に大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.6280%。インデックスファンドの中ではやや重く感じる数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスからやや乖離しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは非常に大きいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

SSGA-全世界株式インデックスファンド(以下、全世界株式インデックスファンド)は、3つの資産に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

全世界株式インデックスファンドの3つのマザーファンド(外国株式インデックス・オープン・マザーファンド、ジャパンエクイティ・インデックス・マザーファンド、エマージング株式インデックス・マザーファンド)は、それぞれ先進国、国内、新興国の株式を投資対象としています。そのため、投資の対象の地域・国の投資比率は大きく偏っています。外国株式インデックス・オープン・マザーファンド、すなわち先進国の株式への投資比率が80%を超えています。さらに、先進国の中でも、米国の比重が高くなることも特徴です。

全世界株式インデックスファンドと、同じ委託会社が発行しているSSGA-米国株式インデックスファンド(以下、米国株式インデックスファンド)の上位組み入れ銘柄を比較すると、全世界株式インデックスファンドがMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動しているゆえに、2ファンド間に大きさ違いはありません。いわゆるGAFA(Google、Amazon、Facebook、Alphabet)などの超有名企業への投資比率が高いのです。

そのため、2ファンドとも基本的に米国の株式に連動し、全世界株式インデックスファンドでは20%の割合で新興国と日本(それぞれ15%、5%程度)にも投資しているというかたちになっています。

全世界株式インデックスファンド自体は、資産の流入額こそ小さいものの、莫大な資産による安心感と着実なリターンが見込めそうです。信託報酬はベンチマークにMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを採用しているインデックスファンドとしてみればやや割高です。ただし、リターンが大きいため、シャープレシオは1近くと高く、それほど気になる数値ではありません。

 

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