SBI-SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)

 

 

SBI-SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)(以下、SBI・V・全米株式)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SBI・V・全米株式は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを採用しています。また、当ファンドのマザーファンドは、バンガード社の商品であるバンガード・トータル・ストック・マーケット・ETFに投資をしています。

バンガード社
米国ペンシルベニア州に本社を構える世界最大級の運用会社です。運用資産残高は約650兆円に上り、インデックスファンドの世界シェアは長年No.1です。また、ローコスト商品の開発にも長けていて、バンガード社の全ファンドの加重平均経費率は、2019年末時点で、0.10%を実現しています。

米国の株式への投資は、1つのマザーファンド(SBI・V・全米株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。SBI・V・全米株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、SBI・V・全米株式もインデックス型の運用になります。

 

SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)の交付目論見書(2022年10月12日)はこちら

SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)の交付運用報告書(第1期:2022年7月11日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2021年6月29日
決済日毎年7月11日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.0938%(税込)以内をかけた額

 

ファンドの目的

米国株式市場の動きを捉えることを目指す「CRSP US・トータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目標として運用を行う。

CRSP US・トータル・マーケット・インデックス
Center for Research in Security Prices(CRSP:シカゴ大学証券価格調査センター)が算出する米国株式の株価指数です。米国株式市場の大型株から小型株までを対象とし、投資が可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。指数は時価総額加重平均方式により算出しています。

 

特色①

米国株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色②

CRSP US・トータル・マーケット・インデックスに連動する上場投資信託(ETF)に投資する。

 

特色③

実質組み入れ外貨建て資産については、為替ヘッジを行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年7月29時点)

設定からの期間1年(2021年6月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒11,225円:△1,225円
トータルリターン△8.35%(2022年9月30日)
純資産総額918.8億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2022年△8.9%・△9.4%
収益率2021年△13.8%
2022年▲1.3%
SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式):交付目論見書より
SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額918.8億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△47,155百万円
2020年:
2019年:
☆☆☆☆☆☆(Great)
トータルリターン直近3年:
全期間:△8.35%
期間割:△6.68%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:
信託報酬0.0938%(税込)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.5ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:― 

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期10,000円から当期10,887円(前年比888円)に上昇しました。
  • 純資産総額:1,000億円間近の巨大ファンドです。
  • 資産の流出入:2021年は単年で400億円以上の資産が流入しています。
  • トータルリターン:平均年率6.68%超。大きなリターンは期待できませんが、設定からの期間が短いため、卑下しすぎることはありません。
  • 信託報酬:税込み0.1%以下。現行の投資信託の中ではこれ以上ないほどの数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを0.5%下回りました。
  • シャープレシオ:設定からの期間が浅いため、正確に評価することができません。
  • 標準偏差:設定からの期間が浅いため、正確に評価することができません。

 

総評

SBI-SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)(以下、SBI・V・全米株式)は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを採用しています。また、当ファンドのマザーファンドは、バンガード社の商品であるバンガード・トータル・ストック・マーケット・ETFに投資をしています。

当ファンドの投資対象である米国の株式は、期首から2021年12月にかけて、ワクチン接種の拡大により上昇傾向で推移しました。一方、インフレーションが上昇し、超金融緩和策を正常化する動きが強まり、米国の連邦準備制度理事会(FRB)は雇用の回復とインフレーション圧力を受けてテーパリング(量的緩和の縮小)に向けた動きを示しました。2022年6月、米国の公開市場委員会(FOMC)において、大幅利上げが実施されると、過度の金融引き締めによる景気後退が懸念され、リスク回避の動きが後退しました。

SBI・V・全米株式は、2021年6月に設定したばかりの新しい投資信託です。資産は流入傾向にありますが、設定から日が浅く、いずれの項目も評価を下すことはできません。ただし、現時点(2021年11月)において、SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド(愛称:SBI・V・S&P500)(以下、SBI・V・S&P500)に次いで、売り上げ販売数上位の投資信託となっています。SBI証券以外の三大証券会社(楽天証券、松井証券)では取り扱っていない点も同じです。

SBI・V・全米株式と、SBI・V・S&P500との違いは、採用している指数という1点だけです。しかし、この1点の違いにより、SBI・V・全米株式は米国のあらゆる企業に投資し得るのに対し、SBI・V・S&P500は代表的な500の企業にしか投資しません。先進国(特に米国)では、超巨大企業に富や人材が集中する傾向にあり、大きなリターンを得たい場合には、一部の企業に集中的に投資した方がリターンを得やすくなっています。そのため、SBI・V・全米株式とSBI・V・S&P500では、SBI・V・S&P500の方がリターンを得やすいでしょう。一方、分散投資という点で見れば、SBI・V・全米株式に軍配が挙がります。

どちらのファンドも、設定から日が浅く、今後どのように運用成績に違いが出るのかは、もう少し様子を見ないと判断できません。

 

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