SBI-EXE-i・グローバル中小型株式ファンド

 

 

SBI-EXE-i・グローバル中小型株式ファンド(以下、EXE-i・グローバル中小型株式ファンド)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託です。

EXE-iグローバル中小型株式ファンドは、世界の上場投資信託証券(ETF)に投資をする投資信託で、参考指数にFTSE グローバル・スモールキャップ・インデックスを採用しています。運用にあたっては、モーニングスター・アセットマネジメント株式会社から、投資の助言を受けています。

モーニングスター・アセットマネジメント株式会社
世界27拠点に展開するモーニングスター・グループ傘下の企業です。同グループは投資信託を中心に、様々な金融商品に関する調査分析情報を提供するグローバルな運用調査機関です。モーニングスター・アセットマネジメント株式会社はファンド選定、資産配分に関する運用・助言などを行っています。

世界の上場投資信託証券(ETF)への投資は、2つの上場投資信託証券(ETF)(バンガード・スモールキャップ・ETF、バンガード・FTSE オールワールド・スモールキャップ・ETF)を通じて行います。

 

EXE-i・グローバル中小型株式ファンドの交付目論見書(2022年8月13日)はこちら

EXE-i・グローバル中小型株式ファンドの交付運用報告書(第9期:2021年5月12日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズ
設定日2013年5月13日
決済日毎年5月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2530%(税抜:年率0.2300%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の中長期的な成長を図ることを目指して運用を行う。

 

特色①

主として、上場投資信託(ETF)への投資を通じて、世界(日本を含む)の中小型株式へ実質的に投資する。

 

特色②

世界(日本を含む)の中小型株式市場の値動きと同等の投資成果を目指す。参考指標は、FTSE グローバル・スモールキャップ・インデックスとする。

FTSE グローバル・スモールキャップ・インデックス
FTSE社が開発した指数で、世界の中小型株式市場全体の動きを表す指数です。

 

特色③

世界(日本を含む)の中小型株式市場の値動きに連動する投資対象ファンドを複数組み合わせることにより、信託財産の中長期的な成長を目指す。

 

特色④

運用にあたっては、「モーニングスター・アセットマネジメント株式会社」の投資助言を受ける。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

EXE-i・グローバル中小型株式ファンドは、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年5月31日時点)

設定からの期間9年(2013年5月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒23,245円:△13,245円
トータルリターン△122.57%(2022年9月30日)
純資産総額118.2億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲14.4%・▲12.6%
2021年△61.6%・△63.4%
2022年▲1.5%・▲1.3%
収益率2018年▲17.4%
2019年△24.0%
2020年△8.6%
2021年△28.9%
2022年▲3.2%
EXE-i・グローバル中小型株式ファンド:交付目論見書より
EXE-i・グローバル中小型株式ファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値項目
純資産総額118.2億円(2022.5.31)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△1,364百万円
2020年:△388百万円
2019年:△510百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△12.94%
全期間:△122.57%
期間割:△13.13%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△51.08%
信託報酬0.3270%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.2ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.58☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:22.25☆☆(Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期21,972円から当期21,634円(前年比338円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、単月ではマイナスとなることもあります。
  • トータルリターン:平均年率13.13%。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.3270%。ファンド・オブ・ファンズの中では低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、参考指数であるFTSE グローバル・スモールキャップ・インデックスを0.2%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。基本的に上ブレです。

 

総評

SBI-EXE-i・グローバル中小型株式ファンド(以下、EXE-i・グローバル中小型株式ファンド)は、世界の上場投資信託証券(ETF)に投資をする投資信託で、参考指数にFTSE グローバル・スモールキャップ・インデックスを採用しています。運用にあたっては、モーニングスター・アセットマネジメント株式会社から、投資の助言を受けています。

世界中の上場投資信託(ETF)を投資対象としたファンドです。日本も対象地域に含まれています。しかし、地域・国別の投資比率は、米国60%、その他40%と米国に偏っています。

当ファンドの投資対象である世界の株式は、期首から2021年11月にかけて、ワクチン接種の拡大により先進国を中心として新型コロナウイルス感染拡大の抑制が徐々に進み、上昇傾向で推移しました。2022年以降、インフレーションの上昇が加速する中、米国が金融引き締めへ向けて動くとの観測が強まったため、市場は調整色を強めました。その後、2022年2月にロシアがウクライナへ侵攻すると、地政学的リスクや欧米などの制裁によるエネルギー価格の上昇が意識されて下落が大きくなりました。

運用成績は、いずれも平均的な値となっています。収益率がマイナスになる時期(2015年と2018年)は、他の投資信託についてもマイナスになる傾向にあったため、当ファンドにおいてもあまり気にする必要はないでしょう。リターンやシャープレシオは、姉妹ファンドであるSBI-EXE-i・先進国株式ファンド(以下、EXE-i・先進国株式ファンド)に軍配が挙がります。そのため、どちらを選ぶかと言われれば、EXE-i・先進国株式ファンドと言わざるを得ません。しかし、わずかながらでも日本にも投資したいという場合には、EXE-i・グローバル中小型株式ファンドにしてもいいでしょう。また、つみたてNISAを利用する場合は、当ファンド1択となります。

その他の競合としては、愛称「雪だるま」ファンドあたりが候補となります。ただし、運用成績に大きな差がないため、投資家の好みとつみたてNISAに対応するかどうかで決めるといったところでしょうか。

 

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