SBI-SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))

 

 

SBI-SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))(以下、雪だるま(全世界株式))は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のマザーファンド方式のインデックスファンドです。

雪だるま(全世界株式)は、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。また、運用にあたっては、モーニングスター・アセットマネジメント株式会社から投資の助言を受けています。

モーニングスター・アセットマネジメント株式会社とは
世界27拠点に展開するモーニングスター・グループ傘下の企業です。同グループは投資信託を中心に、様々な金融商品に関する調査分析情報を提供するグローバルな運用調査機関です。モーニングスター・アセットマネジメント株式会社はファンド選定、資産配分に関する運用・助言などを行っています。

世界の株式への投資は、3つの上場投資信託証券(ETF)(バンガード・トータルストック・マーケット・ETF、SPDR ポートフォリオ・デベロップドワールド・ETF、SPDR ポートフォリオ・エマージング・マーケット・ETF)を通じて行います。3つの上場投資信託証券(ETF)はすべてインデックスタイプであるため、雪だるま(全世界株式)もインデックス型の運用になります。

 

SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))の交付目論見書(2023年2月15日)はこちら

SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))の交付運用報告書(第5期:2022年11月14日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年12月6日
決済日毎年11月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1102%(税込)以内をかけた額

 

ファンドの目的

全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行う。

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
FTSE社が開発した指数で、全世界の大型、中型、小型株の市場の動きを表す指数です。先進国株式および新興国株式が対象となります。

 

特色①

グローバル株式インデックス・マザーファンド受益証券を主要投資対象とし、全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色②

マザーファンド受益証券は、上場投資信託(ETF)を含む投資信託証券を主要投資対象とする。

 

特色③

運用にあたっては、「モーニングスター・アセットマネジメント株式会社」の投資助言を受ける。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間5年(2017年12月6日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,148円:6,148円
トータルリターン62.94%(2023年2月28日)
純資産総額804.5億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:9.0%・8.6%
2021年:36.9%・38.6%
2022年:2.1%・0.6%
収益率2018年:(12.8%)
2019年:25.3%
2020年:8.9%
2021年:31.3%
2022年:0.5%
SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)):交付目論見書より
SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値項目
純資産総額804.5億円(2022.11.30)☆☆☆☆☆☆(Very Good)
資産の流入出2020年:7,255百万円
2021年:30,429百万円
2022年:37,544百万円
☆☆☆☆☆☆☆(Best)
トータルリターン3年:16.66%
5年:10.47%
設定来:9.91%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率1年:2.1%
3年:48.0%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1102%(税込)☆☆☆☆☆☆(Very Good)
ベンチマークとの乖離プラス0.1ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:0.96
5年:0.67
設定来:0.61
☆☆☆☆☆(Good)
標準偏差3年:17.81
5年:17.24
設定来:17.12
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期15,974円から当期16,312円(前年比338円)に上昇しました。
  • 純資産総額:800億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。2021年と2022年は300億円近くの資産が流入しました。
  • トータルリターン:直近3年間の年率16.66%。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1102%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスにほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや大きいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

SBI-SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))(以下、雪だるま(全世界株式))は、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスを採用しています。また、運用にあたっては、モーニングスター・アセットマネジメント株式会社から投資の助言を受けています。

国内外の地域を組み入れた上場投資信託(ETF)を投資対象としたファンドです。2017年末に設定された比較的新しい投資信託ですが、ノーロード低コストと純資産総額のきれいな増加グラフがウリの商品となっています。

運用成績は総じて良好です。純資産総額、資産の流入出ともに申し分ない数字で、ファンド自体の安定性が見て取れます。トータルリターンは直近3年間の年率が15%以上と、世界の株式を投資対象とする投資信託としては十分な数字であり、コスト面の優秀さを加味すれば、さらに評価が高まるでしょう。コストパフォーマンスが良いこともあり、シャープレシオも悪くありません。

雪だるま(全世界株式)とSBI-SBI・先進国株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))(以下、雪だるま(先進国株式))の大きな違いは、新興国の株式(厳密には上場投資信託(ETF))を組み入れるか入れないかです。雪だるま(全世界株式)では、SPDR ポートフォリオ・エマージング・マーケッツ・ETFを投資対象とすることで、新興国の株式にも(間接的に)組み入れています。ただし、その組み入れ比率は10%にとどまっており、かつ、米国株式と米国を除く先進国の株式の組み入れ比率は、雪だるま(全世界株式)と雪だるま(先進国株式)の間位に大きな差はないため、現時点までの運用成績や経過は、2ファンドとも非常に似ています。

その他にも細かな点で2ファンドの違いがみられます。まず、信託報酬ですが、どちらも0.1%前半ということで、インデックスファンドとして見ても低い部類に入りますが、雪だるま(全世界株式)よりも雪だるま(先進国株式)の方がさらに0.01%低くなっています。次に、純資産総額ですが、こちらは雪だるま(全世界株式)よりも雪だるま(先進国株式)の方が2倍大きくなっています、とはいえ、どちらも100億円以上と安定しており、かつ直近で目立った資金の流出もないため、2倍という数字以上に差はないかもしれません。

どちらも、上場投資信託(ETF)の投資し、低コストを実現していますから、2ファンドとも魅力ある商品であることは間違いありません。2ファンドのうちどちらがいいかは、最終的には好みの問題になると思います。

 

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