雇用保険 被保険者証再交付申請書
雇用保険の被保険者が被保険者証を再交付してもらうときに作成する書類が、「雇用保険 被保険者証再交付申請書(以下、 被保険者証再交付申請書 )」です。
被保険者証再交付申請書は、基本的に雇用保険の被保険者が提出する(申請する)ものですが、その申請に際して、事業主はできるだけ協力する必要があります。また、被保険者証再交付申請書は、被保険者が選択する公共職業安定所に提出します。
「被保険者が選択する公共職業安定所に提出する」とは、どこの公共職業安定所に提出しても差し支えないということです。
被保険者証再交付申請書の作成手順
それでは、被保険者証再交付申請書を一緒に作成していきましょう。
今回は、「株式会社 アニマル商事 旭川支店」の「猫島犬彦(ねこじまいぬひこ)」さんをモデルに進めていきます。
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申請者の情報
①氏名は、申請者の氏名を漢字とフリガナそれぞれ記入します。
②性別は、「1:男、2:女」のいずれかの番号に〇を付けます。
③生年月日、④住所又は居所、⑤郵便番号は、いずれもそのまま記入します。
事業所の情報
①名称、②電話番号、③所在地、④郵便番号は、いずれもそのまま記入します。
紛失時期の違いによる留意点 在職中に雇用保険被保険者証を失くした場合には、「現に被保険者として雇用されている事業所」欄に、上記の①~④の事項を記入し、離職後に雇用保険被保険者証を失くした場合には、「最後に被保険者として雇用されていた事業所」欄に上記の①~④の事項を記入します。 |
被保険者証の情報
①取得年月日は、雇用保険の被保険者になった年月日を記入します。
②被保険者番号は、そのまま記入します。
(雇用保険)被保険者番号 雇用保険に加入した労働者1人に対して一つ振り出される11桁の番号のことです。 最初に就職した会社で雇用保険の加入条件を満たしている場合に振り出され、雇用保険被保険者証に記載されることになります。 |
取得年月日や被保険者番号は、雇用保険の被保険者証に記載されていますが、手元にない場合は事業所に確認するといいでしょう。
③被保険者証の減失又は損傷の理由は、被保険者証を失した理由を記入します。今回は「紛失」が理由です。
欄外下
①欄外下の日にちを記入するところには、被保険者証再交付申請書を提出する日を記入します。
②左端の「___公共職業安定所長 殿」には、被保険者の事業場がある地域を管轄する公共職業安定所(長)の名称を記入します。「株式会社 アニマル商事 旭川支店」は、北海道旭川市東旭川町にありますから、ここでは「旭川」と記入します。
③申請者氏名には、申請者の所属と氏名を記入し、直筆の署名か印鑑を残します。
以上で、被保険者証再交付申請書の作成が終わりました。
被保険者証再交付申請書は、被保険者証を減失したり、損傷したりして、被保険者証を再交付してもらうときに作成するものです。
再交付に際して、紛失した場合は当然のことながら被保険者証を添付できませんが、損傷した場合についても被保険者証を添付する必要はありません。