働き方について考える

 

 

事務指定講習が終わりました。

以前、通信課程が終わったことを報告しましたが、その次のeラーニング過程も終わりました。

 

eラーニング過程は、7科目約3時間(国民年金関連の講習に関しては6時間)の合計約24時間分の講習を受講し、終了テストを受けるというものでした。

 

期間は6月15日~7月15日の1か月間。

私は6月25日くらいから始めて、7月8日になんとか終えることができました。平日にちまちまやったというよりは、休日にまとめて(8~9時間分)やった感じです。

 

講習自体は非常に有益な内容で、現職の社会保険労務士の先輩方が、自身の経験やエピソードを踏まえて話してくれるため、通信課程よりも社会保険労務士の仕事をイメージしやすかったです。終了テストはeラーニングを聴講していれば十分に答えられる内容でした。

 

eラーニング過程が終了したことで、いよいよ社会保険労務士として登録されることになります。

 

 

……さあ、どうしたものか。

 

改めて、今後の働き方を考える必要が出てきました。

今の考えとしては、すぐに現在の会社を退職し、社会保険労務士として事務所に転職したり、企業の人事課に転職して勤務型の社会保険労務士になったり、ましてや独立して開業するといった選択肢は……、ありません。

 

そういった働き方にまったく興味がないというわけではありません。せっかく資格を取ったのだから、社会保険労務士としてバリバリ働きたいという気持ちもあります。

 

しかし、安定も大切です。現在の会社は給与、時間、人間関係など、あらゆる面で安定しています。そこまで高給だったり、仕事が楽ということではありませんが、大きなストレスを感じることなく、WLB(ワーク・ライフ・バランス)を保てているということは、とても幸せなことだと感じています。

 

やはり、現在の会社を続けつつ、余暇活動として、社会保険労務士の仕事・世界に携わるというのが最適なのではないかと思います。そのために当サイトを立ち上げたという経緯もありますし。

また、私は会社の一部署の役職者でもあるため、現在の会社においても社会保険労務士の知識と経験が活かせるのではないかと思います。

 

あとは、時期を見て起業し、多くの高齢の方や障害のある方の社会参加のサポートができればいいかなと思っています。ニーズはこれらからさらに増えていくと思いますし、自分の持つ能力を社会に向けて発信したいとも思っています。

 

ただし、今の力ではまだまだ夢物語です。もっともっと多くの知識と経験を得て、更なる努力をしないといけません。まずは当サイトのコンテンツを充実させ、FPや社会保険労務士の勉強会や集まりにも積極的に参加したいと思います。

 

とりあえず、今は楽しみにしていることが多いです。社会保険労務士の研修会や支部活動がどのようなものなのか。開業登録したらどんな感じになるのか。お客様のニーズに応えられるのか。

井上とまと

ちなみに、私は勤務ではなく、開業で登録するつもりです。企業の総務課や人事課に入って社会保険労務士をするつもりは全くないからです。タイミングを見計らって開業したい気持ちはあります(甘ちゃん)。

時間があればやってみたいと思っていることも色々とあるので、焦らず少しずつ挑戦していく予定です。

そういった活動の報告は、当サイトでも随時していきたいと思います。

 

 

話しは少し飛んで、社会保険労務士の独立開業について。

 

いくつかのサイトや社会保険労務士開業のHow To本を見る限り、かなりの割合(6割程度。ひどいと8割くらいと書いてあるものもある)で廃業するようです。

私はすぐに開業するつもりではありませんから、そういった記事を目にしても、「ふーん。そっか」くらいにしか思っていませんでした。

巧みに不安を煽ってセミナーに誘導。そんな思惑があって、過剰に廃業しやすいことをアピールしているのではないかと考えていたこともありました。しかし、事務指定講習を終え、未経験でいよいよ社会保険労務士になろうとしている今、「6割の廃業ってむしろ良心的な割合なんじゃないか」とすら思っています。

 

と言うのも、社会保険労務士の仕事が結構曖昧で、よく言えば多岐にわたるし、悪く言えば実体がないと言えるからです。もちろん、1号業務や2号業務のように、労働・社会保険に関連する手続きの代行や書類の作成という明確な業務もありますが、それらの業務についてもステレオタイプにこなすことはできず、顧客のおかれている状況に応じて、柔軟に対応しなければなりません。

さらに、3号業務、いわゆるコンサルティング業務に関しては、1号業務や2号業務のような形式的な手順すらない始末です。

 

そういったわけで、事務指定講習を受けているような社会保険労務士の卵が、登録後すぐに開業するというのは、完全に無謀だと思います。

人生は一度きり。挑戦することが美徳。少しでも早く社会の役に立ちたい。みたいな高い志の高い人もいるとは思いますが、「せめてコネはないと」と思っていたりします。

 

やはり、サラリーマンを続けながら、気楽に社会保険労務士をかじるくらいがちょうどいいと思います。

そして、何よりも自分の中での大義は、「みんなが活躍できる場所を作りたい」ということですから、社会保険労務士の1号業務、2号業務、3号業務のどれでもなく、「井上とまとだけの業務」を作っていかなければならないのです(実はこれが一番意識高い……かも)。

 

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