健康管理手帳交付申請書
健康管理手帳交付の申請をするときに作成する書類が、「健康管理手帳交付申請書」です。
健康管理手帳は、健康管理手帳の交付を受ける対象者自身が、所轄都道府県労働局に申請しなければなりません。
事業主に申請の義務はありませんが、対象者が申請する際に、その対象者をできるだけサポートしなければなりません。
健康管理手帳の交付を受けるべき対象者は、次のようになっています。
- ベンジジン、ベーターナフチルアミン、ジアニシジンおよびその塩の製造・取扱業務に3月以上従事した経験を有する者
- 石綿などの製造・取扱業務に従事した者で、一定の取扱作業に10年以上従事した経験を有する者
- 1,2-ジクロロプロパンの取扱業務(屋内作業場などにおける印刷機その他の設備の清掃の業務に限る)に2年以上従事した経験を有する者
健康管理手帳交付申請書の作成手順
それでは、健康管理手帳交付申請書を一緒に作成していきましょう。
今回は、「ウミネコ建設 株式会社」の従業員である「百舌鳥雲道(もずくもみち)」さんをモデルに進めていきます。
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手帳の種類
①手帳の種類は、欄内のいずれかの該当する項目に〇を付けます。欄内の有害物質の製造・取扱業務に従事している、もしくは従事していたことが、健康管理手帳交付の要件となります。
対象者の情報
①氏名、②性別、③生年月日、④住所は、いずれも対象者の情報をそのまま記入します。
欄外下
①欄外下の日にちを記入するところには、健康管理手帳交付申請書を提出する日を記入します。
②左端の「___労働局長 殿」には、事業場がある地域を管轄する都道府県労働局長の名称を記入します。「ウミネコ建設 株式会社」は、大阪府堺市中区にありますから、ここでは「大阪」と記入します。
③申請者には、申請者の氏名を記入し、印鑑を押します。
以上で、健康管理手帳交付申請書の作成が終わりました。
健康管理手帳は、交付要件となる業務に就いている人のみならず、交付要件となる業務に就いていたことがあり、現在は離職している人も交付してもらわなければなりません。離職後の対象者が申請する場合は、その対象者が住む地域を管轄する都道府県労働局に、健康管理手帳交付申請書を提出します。