ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンド

 

 

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンド(以下、ニッセイ・TOPIXインデックスファンド)は、ニッセイアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

ニッセイ・TOPIXインデックスファンドは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(ニッセイ・国内株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。ニッセイ・国内株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、ニッセイ・TOPIXインデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンドの交付目論見書(2022年11月19日)はこちら

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンドの交付運用報告書(第6期:2021年2月22日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2015年4月27日
決済日毎年2月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ニッセイ・国内株式インデックス・マザーファンドを通じて、実質的に国内の金融商品取引所上場株式などに投資することにより、東証株価指数(TOPIX)(配当込み)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う。

 

特色①

東証株価指数(TOPIX)(配当込み)に連動する投資成果を目指す。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

ただし、次のような理由から、東証株価指数(TOPIX)の動きと完全に一致しないこともあります。

  • 当該指数の構成銘柄をすべて組み入れるわけではないこと
  • 構成銘柄のウエイトが当該指数と異なる場合があること
  • 流動性を確保するために現金なども保有すること

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時の手数料は無料である。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンドは、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年8月末日時点)

設定からの期間7年半(2015年4月27日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,006円:△4,006円
トータルリターン(設定来)△39.03%(2022年5月31日)
純資産総額502.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△6.3%・△6.4%
2021年△18.3%・△18.6%
2022年△0.5%・△0.7%
収益率2018年▲16.1%
2019年△17.9%
2020年△7.2%
2021年△12.6%
2022年▲0.2%
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンド:交付目論見書より
〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額502.0億円(2022.8.末)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△7,585百万円
2020年:△4,286百万円
2019年:△3,092百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△7.32%
全期間:△39.03%
期間割:△5.20%
☆☆(Danger)
騰落率直近3年:△24.82%
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.2ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.49☆☆(Danger)
標準偏差直近3年:15.09☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期13,386円から当期13,457円(前年比71円)に上昇しました。
  • 純資産総額:500億円超の大規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しており、流入額もそれなりに大きいです。
  • トータルリターン:平均年率5%程度。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.1540%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を0.2%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・TOPIXインデックスファンド(以下、ニッセイ・TOPIXインデックスファンド)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年8月まで、新型コロナウイルスや米国の金融政策をめぐるニュースで、一喜一憂する展開となりましたが、その後は良好な企業決算やワクチン接種拡大に伴う景気回復への思惑などから株価は上昇に転じました。2021年9月、新政権に対する期待感から上昇が継続し、約31年ぶりの高値を付けました。年末にかけて、国内企業の良好な決算発表が支援材料となる一方で、半導体不足や新型コロナウイルスの新たな変異型(オミクロン株)の感染拡大への警戒感から一進一退の展開となりました。しかし、年明け以降、米国の金融政策の転換に伴う利上げ加速への警戒感や、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、再び軟調な展開となりました。全体として、国内の株式市場は横ばいで推移しました。

運用成績は、おおむね好調です。純資産総額は450億円超の良好な数字で、直近の資産の流入状況も問題あありません。信託報酬も0.1%台の低コストで、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)との乖離もありません。一方、トータルリターンは設定から7年間の経過で、平均年率5%前後となっており、収益性はそこまで大きくありません。

ニッセイ・TOPIXインデックスファンドと同じ委託会社が発行元であり、同じように国内の株式を投資対象とする投資信託に、ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ・日経225インデックスファンド)があります。ニッセイ・TOPIXインデックスファンドとニッセイ・日経225インデックスファンドを比べると、ニッセイ・TOPIXインデックスファンドの方が、信託報酬が安く、基準価額の変動幅が小さい(低リスク)という部分では勝っていますが、基準価額、純資産総額はニッセイ・日経225インデックスファンドの方が大きく、トータルリターンに至っては天地の開きがあります。

ニッセイ・TOPIXインデックスファンドとニッセイ・日経225インデックスファンド。2つの投資信託の差は、採用している指標と歴史の差なのでしょう。どちらかを選ぶ場合、歴史の差は埋めることはできませんから、残りの指標の好みで選ぶことになります。株価の高い企業に積極的に投資したい場合はニッセイ・日経225インデックスファンドを、大企業に万遍なく分散投資したい場合はニッセイ・TOPIXインデックスファンドを、という感じでしょうか。

 

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