ニッセイ-ニッセイ・日経225インデックスファンド

 

 

ニッセイ-ニッセイ・日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ・日経225インデックスファンド)は、ニッセイアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

ニッセイ・日経225インデックスファンドは、日本の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、日本の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(ニッセイ・日経225インデックス・マザーファンド)を通じて行います。ニッセイ・日経225インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、ニッセイ・日経225インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

ニッセイ・日経225インデックスファンドの交付目論見書(2022年11月16日)はこちら

ニッセイ・日経225インデックスファンドの交付運用報告書(第18期:2022年2月15日)はこちら

 


基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2004年1月28日
決済日毎年2月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2750%(税抜:年率0.2500%)以内をかけた額

 

ファンドの目

ニッセイ・日経225インデックス・マザーファンドを通じて、実質的に国内の証券取引所上場株式に投資することにより、日経平均株価(日経225)の動きに連動する成果を目標に運用を行う。

 

特色①

日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指す。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

ニッセイ・日経225インデックスファンドは、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年2月末日時点)

設定からの期間18年半(2004年1月28日~)
基準価額の増減10,000円⇒33,457円:△23,457円
トータルリターン(設定来)△231.06%(2022年10月31日)
純資産総額2,013.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△14.6%・△12.5%
2021年△30.1%・△27.9%
2022年▲9.6%・▲10.7%
収益率2018年▲10.5%
2019年△20.4%
2020年△18.0%
2021年△6.3%
2022年▲1.5%
ニッセイ・日経225インデックスファンド:交付目論見書より
ニッセイ・日経225インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額2,013.0億円(2022.8.末)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
資産の流入出2021年:△16,,432百万円
2020年:▲6,526百万円
2019年:▲16,566百万円
☆(Worst)
トータルリターン直近3年:△8.08%
全期間:△231.06%
期間割:△12.32%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△26.00%
信託報酬0.2750%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス1.1ポイント☆☆☆☆☆(Good)
シャープレシオ直近3年:0.46☆☆(Danger)
標準偏差直近3年:17.68☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことがプラスに寄与しました。前期35,032円から当期31,672円(前年比-3,360円)に上昇しました。
  • 純資産総額:2,000億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:資産の流出が続いています。ただし、2021年はプラスに回復しました。額面だけ見ると変動が大きいように見えますが、純資産総額が大きいため、相対的に変化は大きくありません。
  • トータルリターン:平均年率12.32%。目に見えるリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2750%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである日経平均株価(日経225)を1.1%上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産に投資するファンドの中では平均的な数字です。

 

総評

ニッセイ-ニッセイ・日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ・日経225インデックスファンド)は、日本の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、日本の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首に新型コロナウイルスの変異型(デルタ株)による世界的な感染拡大や米国の金利が上昇する場面などもあり、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。2021年8月、良好な企業決算やワクチン接種拡大に伴う景気回復への思惑などから上昇に転じました。2021年9月、新政権に対する期待感から上昇が継続しましたが、中国の不動産大手(恒大集団)の債務を巡る問題などを受けて下落する場面もありました。年末にかけて、国内企業の良好な決算発表が支援材料となる一方で、半導体不足や同ウイルスの新たな変異型(オミクロン株)の感染拡大への警戒感から株価はボックス圏での展開となりました。年明け以降、米国の金融政策の転換に伴う利上げ加速への警戒感から下落基調となりました。全体として、国内の株式市場は下落しました。

運用成績は、おおむね良好です。純資産総額は2,000億円超で何も言うことがありません。直近の資産の動きは流出傾向にありますが、ファンドの規模が大きいため、そこまで重大に捉える必要はないでしょう。トータルリターンは18年以上の平均で年率10%の大台を超えています。安定した収益が期待できるでしょう。

当ファンドは、設定から18年以上という歴史のある商品です。設定から少しずつ資産を増やしましたが、2008年~2009年のリーマン・ショックの影響により、やや低迷しました。その後は2008年末を境に純資産総額、基準価額ともに増やし続けています。18年の間には歴史的な出来事もありましたが、それを乗り越えて着実な実績を出し続けている投資信託です。

ニッセイ・日経225インデックスファンドが他の商品と比べて、殊更に魅力的な投資対象であるかと問われた場合、非常に答えに窮することになります(個人的な見解ですが)。同じようなリターンが期待できる投資信託の中には、もっと小さい信託報酬を設定しているものもあります。反対に、同じような信託報酬で、もっと高いリターンを得ている投資信託もあります。

では、ニッセイ・日経225インデックスファンドの強みは何か。それは先にも言ったとおり、歴史の長さでしょう。現存の投資信託、特に国内株式を対象とした投資信託の中で、いざなみ景気からリーマン・ショック、東日本大震災からアベノミクス、そしてコロナショックを経た商品はそう多くありません。いくつかの経済的変動を経て、成長してきたファンドだけに、今後も安定的な成長が見込めるのではないかという期待感があるとともに、経済的変動にも抗し得るノウハウがあるという安心感があります。アフターコロナの世情にもうまく対応していくことでしょう。実際に、2019年や2020年は資産が流出しましたが、2021年は流入傾向にあります。

 

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