新型コロナウイルスのワクチン接種(2回目)を終えて

 

 

新型コロナウイルスのワクチン接種の2回目が終わりました。

井上とまと

自分は医療従事者(優先接種)の対象者です。

 

1回目は4月下旬に、2回目は5月中旬に接種しました。

1回目と2回目の間は3週間(厳密には中20日)の間隔を空けました。

 

自分が勤務する医療機関では、1回目、2回目ともに、約500人程度の職員がワクチンを接種しました。

アナフィラキシーショックのような接種後の劇的な免疫反応を起こした人はいなかったようです。

井上とまと

若い女性の職員の何人かは、ワクチン接種の緊張感で血圧が下がったり、軽度の気分不快や動悸を感じたりした人もいたようでした。いずれも1~2時間程度で回復したようです。

 

ただし、副反応については、先行接種の統計(厚生労働省「新型コロナウイルスのワクチン接種後の副反応に関する中間報告」)よりも高い確率で(自分の周りでは)発生していたように感じました。

井上とまと

自分の周りには、若い世代(20代)の人が多かったからだと思います。

 

5月に入り、医療従事者のみならず、高齢者(65歳以上)の接種も始まっています。

今回は、2回のワクチン接種を終えた自分の体験と、同僚たちの反応についてまとめ、これからワクチンを接種するみなさんの心の準備のお手伝いをしたいと思います。

井上とまと

脅かすようなことにならないように気をつけます!

 

自分自身の副反応(ワクチンはいずれもファイザー社製)

  • 1回目:接種部位の痛み
  • 2回目:接種部位の痛み、倦怠感、微熱

 

1回目の副反応の詳細

まず、接種自体に痛みはほとんどありません。インフルエンザのワクチン接種と同じように、新型コロナウイルスのワクチン(ファイザー社製)も筋肉注射ですが、こちらの方が痛みは少ないように感じました。

午前10時に接種し、そこから午後4時くらいまではほとんど何も感じませんでした。午後4時から徐々に接種部位に痛みを感じ始めました。入浴時の着脱衣の際にその日一番の痛みを感じましたが、痛み止めなどの内服薬は使用せずに寝ました。最初の方の痛みの強さは治りかけの筋肉痛程度、最大の痛みは肩パンされた後のような痛みでした。ゆっくりと動かさないと、痛みで手が挙げられないほどでした。

翌日も痛みは残っていましたが、前日(接種日)に比べれば軽減していました。幸いに、仕事も休みだったため、午前中をゆっくり過ごしたことで、午後にはほとんど痛みがなくなりました。接種部位を圧迫するとかすかに痛みを感じる程度でした。

痛み以外の症状は、何一つありませんでした。

 

2回目の副反応の詳細

接種自体の痛みはありません。

1回目同様に、午前10時に接種しました。

接種部位の痛みの強さは1回目と大きく変わりませんが、痛みだしたタイミングが早く、昼食時にはつねられたような痛みを感じていました。ただし、仕事に支障をきたすほどのものではありませんでした。最大の痛みの持続時間は1回目よりも長く、午後3時頃から翌日の午前中まで続きました。1回目は一度も内服しませんでしたが、2回目は接種日の夜と翌日の朝の2回、バファリンを内服しました(翌日は仕事があったので念のために)。

倦怠感は仕事が終わり、帰宅してから(午後6時以降)出現しました。ただ、倦怠感と言っても、動けなくなるほどではなく、いつもより動くのが億劫といった程度でした。微熱は就寝時に出現しましたが、最高で36.8℃と、平熱(36.4℃)に比べて少し体温が上がった程度でした(この日の夜はそもそも気温自体が高かった気がします)。また、先に痛みと倦怠感が出現していたため、就寝前にバファリンを内服していたこと、冷房をかけて寝たことで、夜間に熱で目を覚ますことはありませんでした。翌日の朝も、熱はありませんでしたが、軽い二日酔いのような少し厚ぼったい感じがありました。

 

自分自身の副反応の総評

統計通り、2回目の方が副反応が強く出ました。ただ、いずれも日常生活や仕事に支障が出るほどではありませんでした。痛みも我慢できないほどの強さではありませんでしたが、倦怠感は少し面倒くさかったです。

 

自分の周りの人たちの状態

部署には男女70人程度の上司や後輩がいます。平均年齢は27歳前後で、頂点が細いピラミッド型の年齢分布となっています。男女比は、男3対女2といったところです。

井上とまと

自分は平均年齢をしっかり上げる側の層です。

若い世代が多いため、統計よりも高い割合で副反応が出ていました。約半数から37.5℃以上の発熱を伴う全身症状(頭痛、嘔気、倦怠感など)の訴えがあり、そのうちの3割くらい(数にすると70人中10人程度)は39.0℃前後の高熱や、全身に力が入らずに身動きが取れなくなるなどの重い症状が出現しました。症状はいずれも接種日の夜から翌日にかけて強く現れ、症状が重い場合はその期間も長くなる傾向にありました。

井上とまと

あまりの苦しさに、もう二度とワクチンは打たないなどと言い出す職員もいたほどです。

 

ワクチン接種の準備

このように、巷でも噂されている通り、新型コロナウイルスのワクチンの副反応は、これまでのワクチンと比べても強く出る傾向にあります。そして、それは誰にでも起こり得ます。

井上とまと

「インフルエンザのワクチン接種でなんの症状も出たことないから余裕でしょ」と言っていた事務員さんも、38.5℃以上の熱が出て、後日かなり悔いていました。

そのため、これからワクチンを接種する人は、次のような準備をした方がいいと思います。

  • できるだけ翌日に仕事のない日に打つ
  • ワクチン接種の前日、前々日からコンディションを整えておく
  • ワクチン接種前に食料や生活用品を買っておく(2日分程度)

①については、1回目、2回目ともに翌日を休みにしておくことは難しいと思います。1回目は大丈夫でも問題は2回目。2回目は、1回目から3週間後に予約することが多いと思いますので、1回目のうちから2回目の日時を逆算して予約を入れるといいと思います。

③は過剰に買い貯めをしておく必要はありませんが、最悪1~2日動けなくなる場合もありますので、2日分くらいの食料は用意しておいた方がいいかなと思います。同居家族などがいる場合は、問題ないと思います。

同居の家族で思い出しましたが、夫婦そろって同じ日にワクチンを接種しない方がいいと思います。副反応が出たとしても、1人が動ければなんとかなりますから。

 

以上のように、新型コロナウイルスのワクチン接種には、効果(免疫獲得)のみならず、比較的強い副反応も出現します。副反応は、人によっては非常に厳しいものとなりますが、その代わりに大きな効果も期待できます。

まだまだ検証中ではあるようですが、「新型コロナウイルスの感染を90%以上抑える」、「重症化を大きく抑える」などの効果が、新型コロナウイルスのワクチンに期待されます。

ワクチンの接種を起点に、集団免疫が獲得され、新しい生活(ニューノーマル)の中で、一人ひとりが活き生きとした生活を送れるようになるといいですね。

 

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