三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のノーロードのインデックスファンドのシリーズ商品です。
eMAXISシリーズには、スタンダードのeMAXISと、商品(コモディティ)に連動するeMAXIS+、eMAXIS Slimの3種類があります。eMAXIS Slimは、コストパフォーマンスにこだわった投資信託で、eMAXISやeMAXIS+に比べて信託報酬などが小さくなっています。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)(以下、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型))は、3つの地域(国内、先進国、新興国)の株式に投資をする投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)、MSCI コクサイ・インデックス、MSCI エマージングマーケット・インデックスを組み合わせた(3指数)合成ベンチマークをを採用しています。3つの地域の投資比率は均等であるため、国別の投資比率は国内の株式が最も大きくなります。
3つの地域(国内、先進国、新興国)の株式への投資は、3つのマザーファンド(TOPIX・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、新興国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。3つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)もインデックス型の運用になります。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の交付目論見書(2022年7月23日)はこちら
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の交付運用報告書(第4期:2022年4月25日)はこちら
基本情報
単位型・追加型 | 追加型 |
投資対象地域 | 内外・グローバル(日本を含む) |
投資対象資産 | 株式 |
補足分類 | インデックス型 |
投資形態 | ファミリーファンド |
設定日 | 2018年4月3日 |
決済日 | 毎年4月25日(休業日の場合は翌営業日) |
収益配分 | 年1回 |
為替ヘッジ | なし |
信託期間 | 無制限 |
NISA | 一般・つみたて |
手数料
購入時手数料 | なし(ノーロード) |
信託財産留保額 | なし |
運用管理費用(信託報酬) | 日々の純資産総額に年率0.1144%(税抜:年率0.1040%)以内をかけた額 |
ファンドの目的
日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す。
特色①
各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指して運用を行う。
地域・国別の構成比率
東証株価指数(TOPIX) 東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。 |
MSCI コクサイ・インデックス Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。 |
MSCI エマージング・マーケット・インデックス 米国の調査会社Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する新興国株式の株価指数です。新興国の大型株と中型株で構成され、時価総額加重平均で算出しています。 |
特色②
主として、対象インデックスに採用されている日本を含む先進国ならびに新興国の株式などへの投資を行う。
マザーファンド
特色③
原則として、為替ヘッジは行わない。
取り扱い証券会社
SBI証券 | 取り扱い:〇 |
楽天証券 | 取り扱い:〇 |
松井証券 | 取り扱い:〇 |
SMBC日興証券 | 取り扱い:〇 |
マネックス証券 | 取り扱い:〇 |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。
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運用実績(2022年4月28日時点)
設定からの期間 | 4年(2018年4月3日~) |
基準価額の増減 | 10,000円⇒13,824円:△3,824円 |
トータルリターン | △34.02%(2022年9月30日) |
純資産総額 | 51.4億円 |
分配金実績 | 発生していない(累計0円) |
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率) | 2020年▲12.8%・▲12.3% 2021年△47.6%・△48.8% 2022年△5.2%・△5.7% |
収益率 | 2018年▲9.7% 2019年△21.6% 2020年△8.7% 2021年△19.3% 2022年▲2.9% |
当サイトの評価
項目 | 数値 | 評価 |
純資産総額 | 51.4億円(2022.4.28) | ☆☆☆☆(Normal) |
資産の流入出 | 2021年:1,491百万円 2020年:972百万円 2019年:540百万円 | ☆☆☆☆(Normal) |
トータルリターン | 直近3年:△10.66% 全期間:△34.02% 期間割:△7.70% | ☆☆☆(Bad) |
騰落率 | 直近3年:△42.45% | ― |
信託報酬 | 0.1144%(税込) | ☆☆☆☆☆☆(Great) |
ベンチマークとの乖離 | 2022年:マイナス0.5ポイント | ☆☆☆(Bad) |
シャープレシオ | 直近3年:0.69 | ☆☆☆(Bad) |
標準偏差 | 直近3年:15.48 | ☆☆☆☆(Middle) |
評価コメント
- 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期13,308円から当期14,001円(前年比693円)に上昇しました。
- 純資産総額:50億円のボーダーラインを超えています。安定した規模のファンドになりつつあります。
- 資産の流入出:3年連続で資産は流入しています。流入額は単年で10億円前後となっています。
- トータルリターン:平均年率7.70%未満。堅実なリターンが期待できます。
- 信託報酬:税込み0.1144%。インデックスファンドの中でトップクラスの低コストです。
- ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである合成ベンチマークを0.5%下回りました。
- シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
- 標準偏差:ブレ幅は平均的です。